熱々ごはんも楽ちん。茶碗を振っておにぎりを作る方法が「プロがにぎったみたい!」
茶碗を振るだけで極上のおにぎりが作れるらしい…!
おにぎりは、ごはんをラップにのせて包んだり、素手でにぎって形を整えたりして作るのが一般的ですが、「熱いごはんはにぎりづらい」「力加減がむずかしくてごはんが固くなってしまう」などの悩みの声もちらほら。そこで、おにぎり作りの悩みを解消する茶碗を使う方法をご紹介します。
ラップを重ねてより衛生的に作る方法と、具を入れる方法をご紹介するので、すでに茶碗で作る方法をご存知の方もぜひ参考にしてみてください。
茶碗をコロコロ♪ ふんわりおにぎりの作り方
「塩むすび」の場合
1. 茶碗にラップを敷いて塩をふる
茶碗にラップをのせてしっかりくぼませ、塩を適量ふります。塩はなるべく茶碗全体に散らすのがポイントです。
2. ごはんを入れる
茶碗にごはんを入れます。ごはん約100gが食べやすいおにぎり1個分の量です。
3. 茶碗を重ねて振る
茶碗をもうひとつ重ねて両手でしっかり持ち、10~20回ほど振ります。ごはんを茶碗の内側でコロコロ転がすイメージで、円を描くように振るとふんわり食感に仕上がります。
4. ラップをつまんで形を整える
おにぎりがまとまったらラップの端を中心に寄せ、両手でやさしく包むように持ちます。3~4回おにぎりを回しながらふんわりにぎり、形を整えて完成です。
「具入りおにぎり」の場合
1. ごはんを入れて具をのせる
茶碗にラップを敷いて塩を少々ふり、ごはんの半量(50g程度)を入れます。中心に具をのせて軽く押し込みます。鮭や高菜など、ほぐれやすい具を入れるとごはん全体に散って、混ぜごはんのように仕上がります。
※具を散らしたくない場合は茶碗を使わず、ラップごしににぎる方法がおすすめです。2. ごはんを重ねる
具がしっかり隠れるように、残り半量のごはん(50g程度)を重ねます。
3. ラップで軽く包んでから茶碗を重ねて振る
ラップの端を中心に寄せて軽く包みます。塩むすびの作り方と同じように茶碗を重ねて振り、やさしく形を整えて完成です。茶碗で振るときは塩むすびよりもやさしく作業するのがポイントです。勢いよく振ると具が飛び出してしまいます。振る前にある程度ごはんをまとめておくと具が飛び出しにくくなります。
お茶碗を使うとこんなメリットが!
3つのメリット
熱々のごはんでもにぎりやすい
ふんわりとした食感のおにぎりが作れる
素手でにぎらないので衛生的
茶碗を使うとおにぎりに触れる時間が短縮でき、熱々のごはんでも作業しやすいのがメリットです。茶碗を振る工程でごはんがまとまっているため、3回ほどにぎるだけで作れますよ。
最初からラップでにぎるより、中心までほぐれるような食感に仕上げやすいのも特徴。ふんわりまとまっているおにぎりは形を整えやすく、手でやさしく包むようににぎれば、丸や三角、俵型など好みの形に仕上げられます。
茶碗にラップを敷いて作ることで、素手でおにぎりに触れる必要がなく、衛生的で食中毒対策ができるのもメリットです。素手で作るおにぎりに抵抗がある方や、持ち運んで食べるときにも安心ですね。
にぎりやすさはどのくらい違う?ラップで作る方法と比較
ごはんをラップごしにぎって、おにぎりを作る方は多いのではないでしょうか。では、茶碗を振る方法とラップでにぎる方法ではどのくらい違いがあるのか、にぎりやすさと食感を実際に比較してみましょう。
茶碗で振ってから3回やさしくにぎったおにぎり、ラップでごはんを包んで10回ほどにぎったおにぎりを比較します。
にぎりやすさを比較
炊き立て熱々のごはんで作ってみたところ、茶碗を振ってから形を整える方法のほうが手が熱くなりにくく簡単に作業できました。ラップごしににぎる方法はごはんの熱さが伝わりやすく、1~2個なら問題なくにぎれますが、連続でたくさんにぎると手がとても熱くなりそうです。
熱々のごはんでおにぎりをたくさん作るときは、茶碗を使うのがいいでしょう。形の整えやすさには差を感じませんでしたが、トータルの作業時間は茶碗を使うほうが長めでした。
食感を比較
どちらもふんわり食感ではありますが、茶碗で作ったおにぎりのほうがほぐれるような食感が際立ち、米粒が口の中でほろほろほどけていきます。一方、ラップで作ったおにぎりはやや表面がかための印象でした。
ただし、意識して食べないと気づかないくらいの差で、力加減やにぎる回数などによって食感は大きく変わりそうです。茶碗で作るおにぎりは崩れやすいため、焼き海苔で巻くか、ラップで包んだまま食べるのがおすすめ。
茶碗を振ってふんわり食感のおにぎりを作りましょう
茶碗とラップを使うと、ふんわりほどける食感のおにぎりが簡単に作れます。おにぎりをにぎるのがむずかしいと感じている方や、よりおいしいおにぎりを作りたい方は、ぜひ茶碗とラップで作ってみてください。プロがにぎったような極上食感のおにぎりが味わえますよ。
ライター:Uli(webライター)