連日盛況「ハシヲワタス」 「エモい」記事にも出合えるサンデー山口会場 6月1日まで
23日に始まった、山口市役所旧本庁舎棟(山口市亀山町2)のお別れイベント「ハシヲワタス」には、連日多くの人が訪れている。開館時間は、正午から午後6時(最終日は5時)まで。
1階から3階まで、9施設・団体による現代アート作品が、数々展示。
1階ロビーでは、「ふるさと山口アーカイブの動画展示」として、明治から昭和期にかけてのさまざまな写真を動画にした作品がエンドレスで上映。昔の地図や市報など、貴重な資料も展示されている。
旧市議会議場は、さながら「映画館」に。かつて山口市にあった映画館の記憶と記録をめぐるYCAM制作の映像作品「Afternote」が、1日4回上映されている。
1978年(昭和53年)8月の創刊準備号から現在まで、約7750号分の紙面をすべて展示しているサンデー山口の会場も盛況だ。市長室で実紙面を、市長応接室ではパソコンで記事画像を閲覧できる。初期のいくつかの記事はポスターサイズに拡大して壁面展示もしており、一緒に記事や広告を眺めながら「あのころこうだった」など話す人も多く見られる。キーワードから該当記事を検索できるパソコンも市長席に設置。来場した人からは、「時給が600円とか700円とか書いてあってびっくりした」「自分の生まれてから物心ついた頃の記事をみてとても懐かしかった」「昭和エモい」などの感想が寄せられている。
また、玄関と「市民ホール」はメッセージコーナーとして開放。多くのメッセージが書き込まれている。
会期は6月1日(日)まで。最終日の午後5時からは「閉庁セレモニー」も開かれる。
催しの詳細や最新情報は、ウェブサイト(https://hashiwowatasu.yica1998.com/)やインスタグラム等で発信されている。