小学生トス野球大会 ママも参戦、全力プレー 関東化成工業が大会協賛
野球の楽しさを幅広い年代に知ってもらい、競技人口の増加につなげようと、「関東化成工業杯母と子のふれあいトスベースボール大会」(主催・横須賀少年野球連盟)が5月24日、追浜の夏島グラウンドで開かれた。三浦半島から23の、4年生以下で構成された学童野球チームが出場し、選手の母親2人以上が「助っ人」として参戦。球を自動で軽くトスする機械が投手を務めたり、アウト数が加算されず、打者が一巡するまで攻撃が続いたりと、難易度を下げた特別ルールで行われ、親子で楽しく汗を流した。
同大会は野球の普及を目的に毎年行われており、体験入部中の児童の参加も歓迎している。今回から関東化成工業がスポンサーに加わった。
開会式では、前回優勝チームの横須賀イーグルスから、母親代表の八坂ひとみさん、息子の翔太郎さん(4年)が選手宣誓。ひとみさんは「運動不足は気合いで乗り切る」と力強く宣言した。
同チームの捕手は保護者の濱口さおりさんが務めた。濱口さんは、初戦で勝利を収め「毎年出場しているけど、一緒にプレーする度に子どもたちの成長を実感する。触れ合いの機会は大事」と笑顔で話した。
大会を通じて健闘した郷成ボスターズの斉藤稜さん(2年)は「お母さんとプレーするのは慣れていなくて、難しいところもあったけど、一緒にできて新鮮だった。楽しかった」と話した。