森永氏「もう茶番の匂いがぷんぷんするんですね」政治資金規正法改正は政権継続への布石?
タレントの大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)
6月3日の放送では大竹が、経済アナリストの森永卓郎氏と共に、自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正に関する朝日新聞の記事を取り上げた。
森永卓郎氏 政治資金規制法の改正はもう茶番の匂いがぷんぷんするんですね
大竹まこと 本当ですね
森永氏 政治資金パーティーの献金の額を自民党が10万円って言っていたのを公明党は5万円に引き下げると。全体にとって影響の無い案を元々出していた。
大竹 そうですね
森永氏 維新の方は旧文書通信交通滞在費の領収書を全てホームページ上で公開するという、元々透明性を重視することをしていたわけです。にも関わらず、政策活動費については10年経ったら公開するというゆるい修正案を出して、結局岸田総理はその二つを総理の決断で飲んだんだというふうにアピールして。公明も維新もいうことを聞かせたということで、みんなの顔が立つと。さらに、今度の総選挙で与党が負けても、維新を加えれば岸田政権はそのまま続くぞ…というシナリオなのではないかと。維新を加えればおそらく政権を続けられる、ケアしなくて済む。そういうことなんだと思いますけどね
大竹 1番解せないのが、10年経ったら公開するということの意味なんですけど。こういうのは10年くらいが時効なんだって?だから公開したときにはもう時効ですよっていう話じゃないですか
森永氏 そうでもありますし、10年後に自由民主党が残っているかもよく分からない
大竹 それをこの法案に附則でつけたんですか?
森永氏 国民の要求ははっきりしていたんです。全部オープンにして領収書を全部出せと
大竹 それだけの話です。透明に見えるようにしてと。いまだに裏金が何に使われたか分かってない。ちゃんと説明のできる使い方ならそれで構わないわけですよ
森永氏 国民は選挙で審判を下さなければならないということですよね
〈出典〉
https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S15948208.html