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妊娠中に夫が無職に…山あり谷ありの夫婦生活。妊娠、出産を経て、夫について思うこと

たまひよONLINE

ライターの“まにゃ”です。在宅コールセンターでSV(スーパーバイザー)として勤務しながら1児のママとして奮闘しています。第1子を出産したのは30歳のときで、すでに5年が経過。そろそろ年齢も考えて、本格的に妊活を考えているワーママです。

夫が離職宣言! 激動のマタニティライフの幕開け


結婚して2ヶ月後に妊娠発覚! 私たち夫婦は、スピード妊娠でマタニティライフを迎えます。それは怒涛の日々の幕開けでした。

夫には持病があり、心身があまり強い方ではありません。結婚してからも仕事のストレスなどで悩む日々。はじめのうちは、慰めたり、励ましたりしていましたが、妊娠したことで少しずつ変わっていきました。

私の場合、幸いつわりはありませんでした。それでも初めての妊娠は不安でいっぱい。だんだんと心にも余裕がなくなっていったのです。

そんなとき、夫が発した“長年勤めていた職場をやめる宣言”!! かなり唐突だったので、「なぜこのタイミング?」とあぜんとしました。しかし、ストレスで弱っていく夫をみていると、ただ、ただ応援するしかない状況でした。

夫の就職活動は、夫婦そろってつらい日々…


とりあえず夫は就職活動をしなければなりません。当時住んでいた横浜のある神奈川県内ではなく、都内希望で仕事を探し始めました。

しかし、疲れやストレスから一気に開放されたからか、毎朝なかなか起きることができません。そんな夫に、イライラが募った私は、かなりぶち当たるようになりました。

妊娠中の“胎教”にと、クラシックや英語の音楽などを聴く一方で、イライラがMaxになると、怒号と後悔の涙の繰り返し。本当におなかの子に申し訳なくて、泣いてばかりの毎日でした。

そうこうしているうちに、出産予定日1ヶ月半前になり、私は遠方の実家へ飛行機で帰省をすることに。すると残って転職活動をするはずだった夫が、またもや驚く決断をしたのです。

なんと、私の実家近くで転職をし、新しい生活を迎えることを決めていたのでした。それも出産予定日直前に…。

心機一転、親子3人で“新生活”をスタート!


実家に帰り、気持ちもホッとして、「さぁ、これから出産を迎えよう」とした矢先、こちらでの転職希望の意向を夫から聞かされた私。

振り回されてきた今までの生活を振り返り、いろいろと考えたものの、最終的には私自身も承諾をすることに。今後の子育てを考えたとき、「私の実家が近いということはとてもプラスになるな」と夫婦の意見が一致したことが決め手となりました。

こうして、あれよあれよという間に、夫も私の実家でしばらく一緒に暮らすことになったのです。初めての妊娠に並行して、夫の体調の悪化と退職、そして引っ越しと夫に振り回されてきましたが、いざ出産のときに支えてくれたのもまた夫でした。

長い陣痛、そして壮絶な出産のとき、夫はいつもそばにいてくれて励まし、介抱してくれました。この出産を機に、夫婦の信頼関係も回復し、心機一転、家族3人で新しい生活を迎えることができました。

夫婦生活も、山あり谷あり。しかし、どのような谷底に落ちても、必ずまた小さな山はやってくるのだと思います。今振り返ってみると、すべてが意味のある経験で、良い思い出です。夫には感謝しています。

一般的には、妊娠して子どもができると、「ますます仕事を頑張るぞ!」となるはずが、逆に夫が無職になってしまったわが家。なんという皮肉だろうと本当につらく、泣いてばかりの時期もありました。しかし、結果的には環境をすべて変え、心機一転、新しい家族を迎えることができ、それはそれでよかったのかなと思っています。その後、夫も無事に就職することができ、何度か引っ越しも経験。安定した家庭生活を送ることができています。今は夫に感謝でいっぱいです。

[まにゃさん*プロフィール]
在宅でコールセンターのSVや事務の仕事をしています。5歳の息子と旦那の3人家族。念願の2人目を最近流産してしまい、しばらくブルーでしたが、また立ち直って現在妊活中のワーママです!

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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