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【秋~初冬】関東のおすすめシーバス釣り場8選!釣具店が教える、ベイトパターンと攻略法

つり人オンライン

秋のシーバスハイシーズン到来!茨城・涸沼から東京湾奥、静岡の中小河川まで、関東エリアの最新釣果情報を一挙公開。各地の釣具店が教える各河川の「ベイトパターン」や「ヒットルアー」など攻略法も解説します。

まとめ◎松本賢治

茨城・涸沼

ここ2年ほど前から涸沼の秋の名物カビボラ(白点病を発症したイナッコ)がほとんどいなくなり、水面をふらつくイナッコ(約15cm)がいない状況。イナッコは沈んでいるケースが多く水面でのゲームが成立しづらくなっている。

そのためレンジは中層から下の釣りがメイン。夕マヅメはセイゴクラスが20〜30尾がトップなどで数釣れるためビギナーは楽しめる。そのため、本番は日没後から。アベレージが一気に上がり釣れれば70〜80cmが揃う。数はよくて4、5尾。9月下旬には、すでに97cmが釣れている。このサイズは年に4、5尾出ている。

夕マヅメは小型が主体ではあるが、時折イナッコへランカーがボイルすることもあるのでチャンスはある。最盛期としては10月中旬、後半から11月中旬まで。海水温の上昇によってシーズンが伸びそうなものだが、例年ピタリと食いが止むのも特徴。年々、個体数が減っているのか難易度は上がっているようだ。(キャスティング水戸店)

涸沼にオススメのルアー

サーフェスコントローラー118F(Zeeee!)

ボイル時に。ロングトゥイッチやスローなただ巻きが効果的。レッドヘッドマットライムチャートが実績あり。モアザン レイジーファシャッド90S(ダイワ)

着底させてスローに2、3秒巻き上げ1秒ステイを繰り返す。涸沼はマットライムチャートが強い。バリッド70 15G(ラッキークラフト)

ブレイクをリーリングジャークで使用。カラーはギラチャートがオススメ。

千葉・養老川下流〜河口域

例年10月中旬から長くて12月初旬まで20cm前後のコノシロが大量に差してくるシーズン。ルアーの存在が消えるほどの群れが大挙して河川へ入ってきてお祭り騒ぎとなる。

デイでもナイトでもシーバスは出る。デイでは、ビッグベイトやビッグペンシルが面白い。ナイトでは、シンペンやミノーでのドリフトが効果的。シーバスのアベレージは60cmだが90cmまで出る。タイミングがよければ2ケタ出るが平均して5、6尾。上げでも下げでも流れがあれば釣れる。コノシロの量が多くしかも厚い(表層から中層まで)ことから、単発ボイルがあり捕食しているようすはあるが、シーバスが表層へ出て来られないケースも多々ある。

そんな状況ではベイトの群れの下をダイレクトにねらってみるとバイトを得られることも多々ある。フッキングの効率は下がるがジャイアントベイトでも釣れているため、チャンスの多いこの時期に試してみたい。(つり具の上州屋 新千葉美浜店)

養老川にオススメのルアー

ブルージュ190F(ヒフミクリエイティング)

ナチュラルカラーがいい。デイでもナイトでも。ドリフトで誘う。エアオグル85SLM(ノースクラフト)

コノシロの群れが厚い時、その下のレンジをボトムドリフトやリフト& フォールでねらうといい。コノフラット195(DUO)

コノシロにピッタリのラフトレイル。ジャーク&ポーズで。浅ければポーズは短く、深ければ長く。チャート系がオススメ。

東京/千葉・若洲海浜公園や高洲海浜公園など一帯

例年9月後半にもなると台風など南風が吹き、東京湾奥へベイトが押し込まれる。そうなれば、湾奥にいるシーバスの活性が一気に上がり、釣りやすい状況となる。

ベイトはカタクチイワシとサッパ。カタクチは周年いてサイズは3〜15cmとバラバラ。サッパは8〜15cmで11月中旬まで回遊している。両者は回遊しているが大体セットで行動しており、どちらをシーバスが捕食しているかはその時しだい。南風に押されて接岸するものの、シーバスが釣れるタイミングは朝夕マヅメが最も近距離に寄るため釣りやすい。

ボイルも見られるため、20g以上で飛距離が出せるルアーほど釣果を出しやすいだろう。陽が高くなるとベイトも沖へ出てしまう。シーバスのサイズは30〜60cm。時に70、80cmクラスもまじってくる。5、6尾釣れるといいほう。レンジは深くても2mまで。その幅を効率的にテンポよく探るといい。南風が吹いた翌日が特にねらいめ。 (釣具のポイント千葉蘇我店)

若洲海浜公園などにオススメのルアー

VJ-22 バイブレーションジグヘッド(コアマン)

ただ巻きの速巻きで。カラーは緑金系が強い。エクスセンス サルベージブレード AR-C(シマノ)

こちらも速めのただ巻きで使用。バイブレーションよりも使いやすい。オススメは28g。ストームブレイカー(ロンジン)

飛距離が出て浮き上がりも早く、浅いレンジをトレースしやすい。オススメは33g。

東京・旧江戸川など

9月下旬には、荒川や旧江戸川の河口〜中流域には、サッパ(10cm弱)の群れが差してきており、シーバスのサイズは30〜40cmと小型ではあるが2ケタを超える釣果がイージーに楽しめている。

ベイトとしてはイナッコ(12、13cm)も意識したい。基本的にはナイトゲームが主流となる。荒川は橋が多く明暗の釣りがメインとなりポイントもわかりやすい。対する旧江戸川は橋が少ないことから地形変化や流れを利用した暗部のオープンエリアの釣りがメインとなる。そのため、デイゲームで地形を把握するなど、地形把握しているほど釣果は出しやすくなる。

例年、水温が下がり始める10月中旬から数よりもサイズが期待できるシーズンへ突入する。アベレージに加え、70〜80cmのランカーがまじる確率が上がっていく。タイミングとしては、流れが強まる下げ潮のタイミングがねらいめとなるが、上げ潮で差してきたベイトが溜まる地形変化や流れのヨレもチャンスはある。(釣具のキャスティング南行徳店)

旧江戸川などにオススメのルアー

モアザン ガルバ73S(ダイワ)

水温が下がるとサイズアップさせてもいい。オススメはシルバー系、クリア系。グラバーHi 68S(バレーヒル)

その時のベイトが泳ぐスピードに合わせて使うと効果的。K-TEN TKLM(タックルハウス)

ランカーねらいに。スローにスイミングさせドリフトで食わせる。

東京・荒川の上流から河口域

河川内では、イナッコ(約10cmのボラ稚魚)がメインベイトだが、コノシロ(約20cm)が入ってくればシーバスはコノシロへ着く。まだ水温の高い10月だと上流域までベイトも入っており、それに伴いシーバスも上流へ遡上し居着いている。水温が下がり始める11月にもなると徐々に下流へと落ちていき河口エリアでの釣りがメインとなる。

基本的に秋は潮が大きく動くナイトゲームがメインとなるが、水面直下を泳ぐコノシロの群れはデイでも確認できるため、その有無しだいでデイゲームも成立する。その際はシルエット、波動がマッチしやすいビッグベイト、ビッグペンシルが効果的。

日没後は常夜灯の明暗部の釣りが基本となるが、地形が把握できているのであれば激戦区の明暗ねらいよりもオープンエリアをねらうとサイズは出やすい。釣れるサイズはバラバラ。アベレージは60cm。タイミングとポイントしだいで2ケタ釣る人もいる。90cmクラスが出る時もあるため油断は禁物。( マニアックス)

荒川にオススメのルアー

ビッグバンディッド(マングローブスタジオ)

ナイトでも使えるがデイが面白い。基本、連続ドッグウォークでいいが時にポーズも有効となる。鮎邪ジョインテッドクローシフト183(ガンクラフト)

ドリフトさせながらのただ巻きで時間帯問わず使える。ウェイキーブー137(ロンジン)

デイでもナイトでもコノシロの群れにはウエイクベイトが強い。デイはホロ系、ナイトはチャート系で。

東京/神奈川・多摩川河口域

例年、10月に入るとコノシロの群れが多摩川河口へ差してくる。昨年は少し遅く10月末に入ってきた。群れの規模も大きく12月上旬までは河口域をうろつく。基本的にはコノシロパターンであることから大きめのルアーやビッグベイトが有効となる。ベイトタックルでビッグベイトを投げ続けるアングラーよりも、他のルアーのローテも考慮してスピニングで対応できる範囲のビッグミノーやビッグベイトを使っているアングラーの比率が多いようだ。

釣れるシーバスのアベレージは80cmと大型ばかりが揃い90cmクラスまで出る。タイミングがよければ20〜30尾釣れるとのこと。潮位的にウエーディングできる下げ7分からが本番となる。

ナイトゲームがメインとなるが、コノシロの入りしだいでデイでも釣れる。表層を泳ぐコノシロの群れを確認できたらビッグペンシルなどでのトップゲームがオススメ。コノシロ祭りを楽しもう。 (つり具のブンブンホームズ川崎大師店)

多摩川にオススメのルアー

ウェーキーブー137(ロンジン)

コノシロにはウエイクベイトが面白い。視認性の高いチャート系などがいい。アマゾン(エバーグリーン)

ペンシルもオススメ。ドッグウォークに2、3秒のロングステイが効果的。ジグザグベイト120F(ポジドライブガレージ)

シンペンのようにドリフトさせて使う。ナチュラル系カラーがオススメ。

神奈川・鶴見川河口

ベイトパターンとしてはコノシロとサッパ。例年10月にもなると下流域〜河口域にコノシロ(13〜16cm)が入ってくるが、抜けない(居着く)コノシロと回遊のコノシロの2タイプが存在するようだ。それに加え、サッパ(10〜14cm)が差してくるシーズン。

ただ、居着きのコノシロに着くシーバスのサイズはマックスでも70cm。海からコノシロが差してきた時は、アベレージが60〜80cmと釣れるサイズが上回るという魅力があるのも特徴的。

そして、サッパが差してくると、さらにサイズは上回りランカーの確率が上がるという。釣果としては2ケタに届く日もある。ナイトゲームの明暗撃ちがスタンダード。流れの出る下げ潮がいい。朝マヅメはビッグペンシルでも出せるが、陽が高くなるとベイトも沖へ出てしまう。ベイトサイズも大きく、ベイトの数もいることからビッグベイトでアプローチするのも面白いシーズンだ。 (キャスティング横浜磯子店)

鶴見川にオススメのルアー

ストリームデーモン180(エバーグリーン)

ベイトが大きいことから大型ミノーも効果的。明暗をドリフトで流し込む。モアザン ソラリア(ダイワ)

明暗のシャローへ差してくるサッパがベイトのときに使いたい。クリア系がオススメだ。アマゾン(エバーグリーン)

水面直下を泳ぐコノシロが確認できたらペンシルが面白い。視認性高いカラーがオススメ。

静岡・湯日川や勝間田川など

中規模河川の湯日川と勝間田川。例年10月頃からイナッコ(約15cm)パターンでのナイトゲームが熱くなる。イナッコの群れは、それほど川を遡上しないで下流〜河口域をうろついているようだ。両河川ともに水深も浅く川幅もそれほど広くないことから探りやすく、イナッコの群れの有無も判断しやすい。

シーバスのサイズはアベレージが60〜75cm。年間で1、2尾90cmクラスが出る感じ。釣果的には一釣行で2、3尾といったところ。川の規模が小さいことから定番の明暗の釣りもありだが、そこを外したオープンエリアでの流れの釣りもオススメ。タイミング的には下げの後半でイナッコへボイルするケースが圧倒的に多い。

水深も浅いことから雨が降って濁りが出た時は、やはり釣果が上向く。基本的にはドリフトの釣りが有効だが、イナッコの群れが大きい時は、その群れの中へルアーを入れて群れを崩してルアーの存在をアピールして食わせるのも有効だ。 (フィッシング遊 焼津街道店)

湯日川などにオススメのルアー

バルク95F(DUO)

ボリュームがあり、イナッコの群れ崩しに。デジマキでダートさせて使うと一層効果的。モアザンソラリア70F(ダイワ)

流れに乗せてドリフトで使用。実績カラーはハッピーレモン。フィードシンキングスライダー85(タックルハウス)

シンペンで少しレンジへ入れたい時。4秒ほど沈めてドリフトさせるといい。

※このページは『つり人 2025年12月号』の記事を再編集したものです。

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