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橘美來さん、相川奏多さん、宮沢小春さん、夏目ここなさん、日向もかさんからなる5人組ユニット「DayRe:（デイリー）」。2025年6月7日・日経ホールにて、15回目の公演「LAWSON presents トーク＆バラエティイベント日々荘3号館〜雨のちティータイム～」が開催されました。

ユニットデビュー後、DayRe:（デイリー）として初めての「日々荘」。賑やかで楽しい朗読劇とゲームで大盛り上がりでした。今回は夜の部のレポートをお届けします。

【写真】「日々荘3号館〜雨のちティータイム～」夜の部レポート

私の大事なモノを盗んだのは誰だ！　名探偵モカナンの推理が光った朗読劇

日向さんが焦った顔で「私の大切なものがなくなっちゃったんだよー！」と叫び始まった朗読劇。なんでも日向さんの大切な服がなくなってしまったのだとか。

しかし「日々荘はセキュリティがしっかりしてるから外部からはあり得ないよ」と橘さん。日向さん以外の4人がそれぞれアリバイを話していき、推理を進めますが、日向さんは「分かんないよー！」とお手上げ。「部屋に手がかりはなかったの？」と言われ、「月木金」と書かれたメモを思い出します。「火曜日と水曜日が消えてるってこと？」と、みんなで推理をしますが難航。

夏目さんに指摘されもう一度メモをよく見ると「D」「A」「Y」「R」「E」という文字が。「だいりー？　はっ、代理!?」と、日向さんはなにかを閃いたようで「私の部屋のことを知っていて、ものを運ぶ体力もある人……。はっ、そうか。謎はすべて解けた！　犯人はこの中にいる！　見た目はちっちゃくたって、存在感はティラノサウルス。その名は名探偵モカナン！」と、ビシッとキメます。

今回の真相は橘さんが鍵開け業者を呼んで窓を開けてもらい、夏目さんが窓から侵入し荷物を運び出したことによるもの。相川さんと宮沢さんも手を組み、全て4人の犯行だったと判明。日向さんはショックを受けますが、宮沢さんは「もかのためを思ってこうしたんだよ」と伝えます。

理由は、日向さんの服や荷物が汚れたり壊れていて、一度クリーニングや修理にだしたほうがいいと判断したから。そして、真の目的はみんなで日向さんのお誕生日をお祝いすることだったと明かされます。

橘さんはパスタを、夏目さんはお菓子の詰め合わせ、相川さんはミステリー小説の詰め合わせ、宮沢さんは木魚の詰め合わせをプレゼント。最後に5人で「ティータイム スタート！」と声を合わせ、楽しいお茶会がスタート。大きな拍手に包まれ、約3ヶ月ぶりの「日々荘」が開幕しました。

5人のマダムが住人さんのウワサ話をする「井戸端会議」

自己紹介を終えた5人がソファに座ると新コーナー「井戸端会議」がスタート。事前に住人さんから募ったアンケートをマダム（？）に扮した5人が井戸端会議風に読んでいきます。5人のあまりのマダムっぷりに、昼の部では終始笑いに包まれ、夜も住人さんからは「待ってました！」と言わんばかりの声が上がりました。

まずは1505号室の住人さんの「朝起きたらゴロゴロしながらDayRe:の『朝も140(いっしょ）』を聴いて起きるのが日課」というウワサ話。

ルーティンを聞かれ、夏目さんは「韓国語を聞き流すのよ〜ん。朝は頭に残るから」、橘さんは「ないわ〜」、日向さんは「起きる何分か前に目覚ましをやってもう1回寝るのがルーティン。今日も3度寝したわ。夏目さんの家に泊まってたの〜」と驚きの事実も発覚し会場を沸かせました。「あたし達もDayRe:さんの『朝も140(いっしょ）』聞きましょう〜」と、DayRe:に興味津々なマダム達でした。

次は1003号室の住人さんから「蒸し暑い日々が続き蕎麦、そうめんを食べがち。夏バテ対策でよく食べているものはありますか？」と質問。

夏目さんは「しそを漬けた酸っぱめの梅干しとハチミツ梅干し」で、相川さんは「青じそを入れたそうめん」。橘さんも同じくそうめんで「上湯（シャンタン、中華スープの素）、塩こしょうを入れる」とおすすめしました。

最後は、2週間前から教育実習が始まり、「日々荘」に来ている場合ではないという1507号室の住人さんのウワサ話。「好きな学校の行事は？」という質問に、宮沢さんは「吹奏楽部。定期演奏会が唯一の青春だった」、日向さんはシンプルに「体育祭」。夏目さんは「骨組み。足場を作る授業」と言うと、4人と住人さんからは「おぉ〜!?」と感嘆の声が。

盛り上がってきたところですが、橘さんが「息子の迎えの時間だわ！」と切り出すと、各々でやるべきことを思い出し、マダムによる井戸端会議はここでお開き。何もなかったかのように普段モードに切り替わった5人を見て、住人さんからは笑いが起こっていました。

2人の絆が試された「できる？　できない？　お茶の間ミッション」

続いては出されたお題に2人でチャレンジする「できる？　できない？　お茶の間ミッション」。選ばれた2人がお題の内容を「できる」か「できないか」を、DayRe:のメンバーだけでなく、住人さん達にも予想してもらいます。

まずは日向✕相川ペアが「輪投げ」にチャレンジ。1分以内に4回入れられたら成功で、投げるのは相川さん、日向さんは応援兼回収担当。

なかなか思うように入れられない相川さんを応援するべく、住人さんの応援はスポーツ観戦のように大白熱。「頑張れー！」という声を受け、相川さんはテンションが上ったのか、後半は尻上がりに精度が上がりチャレンジ成功！

次は橘✕宮沢ペアがペットボトルチャレンジに挑戦。ペットボトルに回転をかけつつ投げて、1分間で5回ずつ床に立てると成功です。予想は、DayRe:は成功派が2人、住人さんはできない派が多め。

スタート時は2人とも大苦戦していましたが、先に橘さんがコツを掴んだようで、どんどん成功していきます。橘さんはさらりと5回立たせ、宮沢さんも負けじと奮闘。宮沢さんもコツを掴み立てられるように。その後はペットボトルが立つ度に歓声が沸き、大盛り上がり。結果的に宮沢さんは4回のように見えなくもなかったのですが、相川さんのフォローもあり、最終的に住人さんの判断に委ねたところ成功となりました。

最後は日向✕夏目ペアで「過去の日々荘のサブタイトル言える？」に挑戦。1分内に2人で10個言えれば成功です。

最初はスラスラ言えていた2人ですが、徐々に回答に詰まってしまい、住人さんが着ている「日々荘」のTシャツからヒントを探し出します。しかし、最終的には10個言えて成功！　無事全ペアがクリアするという快挙を成し遂げました。

まさかの複数人優勝の奇跡が起こった「どれがウソなの？　推理ゲーム」

「どれがウソなの？　推理ゲーム」では、メンバーが話す3つのエピソードの中に1つだけあるウソを見抜きます。ウソのエピソードはその場でアドリブトーク。なお、ウソのエピソードは住人さんへ先に公開します。

見抜く側が正解すれば1pt、話す側は騙せた人数×1ptが入ります。昼夜通して一番ポイントが多かった人には、『IDOLY PRIDE』のダイヤ3000個がプレゼントされます！　

昼の部では、橘さん、夏目さん、日向さんがエピソードを披露しましたが、夜の部では相川さんと宮沢さんが担当。ちなみに昼の部のポイント累計は、下記の通り。

橘さん 4pt／相川さん 0pt／宮沢さん 1pt／夏目さん 4pt／日向さん 3p

まずは相川さんのエピソード。

①ヘリコプター
「小学生の時、徳島でおじいちゃんと遊覧ヘリコプターに乗った。窓に張り付くくらい地上を楽しく見ていて、その時から高いところが好き」

②アクシデント
「2、3歳の頃、キッチンの食器棚でおでこをパックリ切って、未だにおでこに痣がある」

③嫌いだったけど……
「ランドセルが黒だった。水色が好きで黒が嫌いだったけど、ランドセルがきっかけで大好きになった。黒好きになったきっかけだった」

エピソード披露後は質問タイムへ。「ヘリコプターではシートベルトして外を見てた？」等、根ほり葉ほり聞いてくDayRe:のみなさん。解答は②が1人、①は3人。

しかし、ウソは③のエピソードでした。なんと相川さんは全員を騙すことに成功し、一気に4ptを獲得！

最後のエピソード披露は宮沢さん。ウソをつくことが苦手な宮沢さんは水を飲んだり「緊張する……」と言ったり、ため息をついたりとかなり緊張気味。

①12,345円
「5月のお披露目会の日、コンビニでローソンチケットの支払いをしたら12,345円だった。5月5日にいい数字だなぁと思った」

②木苺
「家の近所に木苺がなってるお家がある。それを見て、昔読んだ木苺の本を思い出して、母にこの本だよね？と聞いたら違うよと言われた。何の本だったか教えてほしい！」

③睡眠導入
「眠れない時に羊のWikipediaを読むといい、という睡眠導入の動画があるので聞いてみた。笑って眠れなかったけどみんなに聞いてほしい！」

質問タイムでは4人が宮沢さんを質問攻め。ウソは①で、3人が①、日向さんだけが②を選択。最終的に夏目さん、橘さん、相川さんが5ptを獲得し、ダイヤ3000個をゲット！　3人同時優勝という素晴らしい結果に終わりました。

日々荘から改修工事のお知らせ。次回の開催に向けて「冬はぜひ来てほしいな」

楽しい時間はあっという間で、エンディングへ。

告知コーナーでは日向さんの誕生日イベント、セカンドショットの番組イベント、『IDOLY PRIDE』のライブ、そして「animate Theater LIVE 2025 ～summer～」を紹介。

最後に次回の「日々荘」の開催について大事なお知らせ。今冬予定の次回開催分をもって、「日々荘」はしばらく改修工事に入り、来年以降は不定期開催になると発表がありました。詳細は後日発表となります。

「今『日々荘』は住人さんが増えてすごい形の建物になってしまっているので（笑）、住みやすい形にします。二度と開催しないわけではないので」と、優しく微笑む宮沢さん。夏目さんが「冬はぜひ来てほしいな」と呼びかけ、応えるかのように会場からは拍手が起こりました。

イベントを締めくくるのは、恒例のライブパート。歌唱曲はDayRe:のデビュー曲『DeaRy Days!』。5月5日に行われた「ユニット名＆デビュー曲お披露目会」では、ファンに向けて振り付けレッスンもした曲です。まだ数回のお披露目に関わらず、住人さんの振りは完璧で、既に振りコピをしている猛者もいました。

「特別にもう1曲歌っちゃいます！」と、イベント前日にリリースされた2ndデジタルシングル『Happy Bubble Party』を連続で披露。5人からのサプライズに住人さんのボルテージは最高潮。5人とコールし、クラップのタイミングもぴったり。しばらく「日々荘」で会えなくなる寂しさを埋めるように、思いっきり楽しむ5人と住人さんの姿が印象的でした。

ユニットデビュー後、初めての「日々荘」。変わらない温かな空気感に、筆者もいち住人としてホッとしました。次回の開催をもって、改修工事が入ります。気づけば約3年、5人と住人さんと過ごすことが当たり前になっていました。いつも側にあった日常が少し遠くなるのは寂しいですが、冬の再会を楽しみにしたいと思います。

[取材・文／ことぶきめぐみ]