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桐蔭横浜大学 部活動の地域移行に助力 指導者養成講座で手応え

タウンニュース

部活動の地域移行に助力

桐蔭横浜大学は公立中学校における部活動の地域移行を受け、外部指導者の養成を目的とした「地域部活動指導者資格認定プログラム」を昨年に引き続き、今年3月から開始する。同大学は昨年の受講生の意見などを踏まえながら、実施したいとしている。

背景に指導者不足

少子化や教員の長時間労働を背景に、国は休日の部活動を段階的に地域へ移行することをガイドラインで示している。神奈川県も2023年10月に「公立中学校における部活動の地域移行に係る神奈川県の方針」を策定し、現在まで対応を進めてきた。しかし、外部指導者の数・質の継続した確保などが課題として上がっている。同プログラムはそうした課題解決に向けて同大学が県と(公財)日本スポーツ協会と連携し、昨年3月と8月に初めて実施した。同大学の広報担当者によれば「県とスポーツ協会、自治体の3者で連携するこの取り組みは全国でも珍しい」という。

昨年は10代から60代まで述べ約140人が同プログラムを受講。生徒の指導に必要な知識、技術などについて座学や実践を交えて学びを深めた=写真。同プログラムでは、受講を終えると同大学が「地域部活動指導者資格」を認定する。その後、県の広域的な人材バンク「かながわ地域クラブ活動指導者データベース」に登録され、市町村や学校側が閲覧、依頼できるようになる。

受講後、「中学校や地域のスポーツクラブから依頼を受け、既に指導に当たっている元受講生もいる」と広報担当者は話す。また、昨年の受講生に向けてアンケート調査を実施したところ「昔と今で違う知識の更新ができた」「指導者に必要な知識やスキルが得られた」など前向きな意見が寄せられたという。

大学側でも同プログラムに手応えを感じており、「神奈川県だけにとどまらず、全国の自治体などと協力しながら取り組みを広めていければ」と話していた。

28日に募集締切

同大学は現在、3月に開始する同プログラムの受講生を募集中。プログラムは3段階構成。安全対策やコーチング、ハラスメント防止など中学生の指導に必要な総合的な知識を学ぶ1段階目の基礎講座(20時間)、自主学習と応用講座を行う2段階目(25時間)、さらに専門性を高めた講座の3段階目(15時間)があり、次の段階へ進むためにはそれ以前の講座を修了する必要がある。

受講希望者は2月28日(金)午後5時までに申し込みが必要。募集対象や料金などの詳細は同大学HPか【電話】045・972・5881で確認を。

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