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<パートの嫌われモノ>指示が雑!言い方もキツい!職場にいる古参のパート、怖くて苦手【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私はユリエ(36歳)。小学4年生のユウトと小学1年生のカズキを育てながら、スーパーで働いています。夫のダイスケ(38歳)は会社員。ダイスケはふだん夜遅くまで仕事なので、育児や家事と両立しながらパートをするのはけっこう大変です。 小学1年生のカズキが幼稚園に上がったころに始めたパートは4年目。子育てに理解のある方も多く、楽しく働いています。でも、昔から働いている古参パートさんの言動が、私には少し気になるのです。

夫のダイスケとユウト、カズキを送り出し、軽く掃除機をかけるとだいたい8時半。そこからあわてて身支度をして自転車で近所のスーパーで9時から働き始めるのが私の日常です。

その日の担当業務は売り場のマネージャーが配置を組んでいます。出勤したらタイムカード置き場に今日の配置が書いてあるのでそれを確認して、配置につくのです。 基本的に、配置はパートが勝手に話し合って変えることはできないルールになっています。

私は、パートの古株であるカナデさんのことがどうしても好きになれません。

それは私のパート初出勤の日のことです。初対面だったので自己紹介のあいさつをしましたが、カナデさんは、適当に返事をするだけで素っ気ない態度をとられてしまいました。

言い方がきつく、とっつきにくい感じの人だなと思いました。

マリちゃんは、いつも元気ではきはきしていて、手の回っていないところを手伝ってくれます。

買い物カゴとカゴを置くカートは、気づいた人がレジからスーパーの入口に戻すシステム。しかしみんな業務に追われて忘れてしまうことの多い作業です。

カナデさんはマリちゃんに厳しいと思います。気づいたからやろうとしてくれていただけなのに、マリちゃんのやる気を削ぐような言い方をして。それに、長く働いているといってもカナデさんだってパートの職員なのです。あんなにえらそうに指導するようなことを言える立場なのでしょうか。カナデさんの指示はもっともなことが多いのですが、なんといっても言い方がきつい。言われた人は少なからずダメージを受けてしまいます。 私も親です。もし息子たちがマリちゃんの年齢になって、職場であんなふうに言われたら……。そんなことを考えてしまい、ますますカナデさんへのモヤモヤした気持ちは募るのでした。そんなある日のこと……。

職場に息子たちの通う学校から電話が入りました。ユウトが学校で吐いたらしいのです。私は職場のマネージャーに事情を話して早退させてもらうことにしました。急いでユウトを迎えに行くために、学校へ向かいました。

「ちゃんと休みなよ」ピンチを助けてくれたのは……印象、ガラリ!

保健室にいくと、ぐったりした様子でベッドに横になるユウト。「クラスで感染症が流行っているようなので、病院に連れて行ってあげてください」

感染症がはやっているとプリントをもらったのは先週。学級閉鎖のクラスが出たとのお知らせでした。病院はきっと混んでいるでしょう。病院に行って戻ってくるのが何時になるかわかりません。ちょうど下校時間が近づいていたので、次男のカズキの教室に寄って一緒に帰ることにしました。 下の子のカズキも一緒に帰ることになりました。

おんぶしている背中にはユウトがいます。ユウトのランドセルは弟のカズキが持ってくれて助かりましたが、一度自宅へ帰り、すぐに病院へ行かなくてはなりません。

結局、ユウトは病院でインフルエンザ陽性の診断が下り、しばらく学校をお休みすることに。弟のカズキも体調が悪くなってきたようなので、一緒に自宅で過ごすことになりました。

「もしカズキにもインフルエンザがうつっていたら結構休みをもらわないといけなくなるな」と憂鬱な気持ちで勤め先に電話しました。すると電話に出たのは、あのカナデさんで……。

「インフルエンザでした。下の子もいるので次に出勤できる日のメドが経たちません。とりあえず1週間ほどお休みを……」といったところで「マネージャーには私から言っておくから2週間休んで、子どものそばにいてあげな」と言い、カナデさんは電話を切りました。私は思わずスマホを握ったまま頭を下げました。

その後マネージャーから正式に電話がありました。私がお休みすることの許可と、すべてのシフトにカナデさんが代わりに入ってくれたので、今度お礼を言うようにとのことでした。

いくらパートといっても、仕事を休むのはいい気持ちがしません。欠勤の連絡は私が苦手とするものでした。カナデさんのおかげで、気持ちよくユウトの看病ができます。

結局、ユウトの次にはカズキが、そして看病している私や夫も発熱し、2週間のお休みは、看病と休養でありがたく使わせていただきました。

お休み明けの勤務の日、私は、いの一番にカナデさんにお礼を言いに行きました。

「あんまり頑張りすぎないように。まったく、昔の私を見ているようだね……」カナデさんはそう言うと、持ち場へと去っていきました。あとからマリちゃんに聞いたのですが、カナデさんの働きぶりは目を見張るほどだったそうです。

私はカナデさんを一方的に評価して決めつけていた自分を恥じました。カナデさんの嫌な面ばかり見ていて、不満ばかり募らせていました。息子たちの母としても、1人の人間としても、相手を多面的にとらえられるような人物でありたいと思った出来事でした。

※マスクの描写は省略しています。

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