東京豊洲で海鮮丼食べるならスーパー銭湯「万葉倶楽部」に行った方が良い理由
東京都の有名観光スポットの1つである豊洲市場。1年前にオープンした商業施設「千客万来」を歩けば、今も海鮮丼が7800円で販売されていた。贅を尽くしたものとは言え、一般都民の私(中澤)の食事からしたら高めである。
というわけで、表の食事はスルーしてスーパー銭湯『万葉倶楽部』に入ったところ、衝撃を受けた。表で海鮮丼食ってる場合じゃねえ!
・大浴場
私が万葉倶楽部に入ったのはもちろん風呂が目当てだった。渋谷に住んでいるため、広い露天風呂のあるスーパー銭湯が近所になく、「ここなら行くのダルくないかな」という範囲で空いてそうなところに来たわけである。
まあ、年末年始というのもあり、受付はめっちゃ混んでたんだけど、どうやらその人達は海外からの宿泊客だったようで、風呂は別に混んでなかった。「サウナ → 水風呂 → 外気浴」とスムーズに使えて、それぞれしっかり広い。さすが万葉倶楽部。
万葉倶楽部グループは、横浜みなとみらいと旭川高砂台に行ったことがあるけど、良くなかったことがない。しかし、豊洲の万葉倶楽部はその期待すら超えてきた。6階露天風呂からの湾岸の景色とか最高。よくこの立地でここまでの条件を整えたとすら思う。
・それだけじゃなかった
入館料は3850円とちょっと高めではあるものの、豊洲ということ含め満足度もまた高い。その価格とクオリティーのバランスに万葉倶楽部っぽさを感じたが、実はここ、良かったのは風呂だけではなかったのである。そう……
食事もまたかなり期待値を上回っていたのだ。食事処は1品1品の「万葉庵」とビュッフェである「憩い処」の2つがある。私が行ったのは憩い処で、2900円で90分食べ放題というシステムだった。で、もう分かったと思うのだが……
メニューに海鮮丼があるのである。板さんが捌いたマグロやサーモン、ハマチなどを酢飯に乗せ放題のシステム。食べてみたら新鮮な旨みが感じられた。みなとみらい店のマグロ食べ放題でも感じたことだけど、万葉倶楽部って寿司系が手堅い印象。
・鍋もある
食べ放題コーナーにはそれ以外に鍋もあったりする。1人用の鍋で鍋を作ることができるのだ。肉は、鶏、豚、牛肉と揃っており、野菜も葉類はもちろん、きのこ類もあるので、1人用とは言えなかなか彩り豊かに作れて旅館みたいである。
洋食、中華、パン、スイーツなど、普通のビュッフェにありそうなものも大体揃っているのでストライクゾーンも広い。これも2900円がもったいなく感じない満足度があった。
と、気づけばお金が積みあがってるように感じるかもしれないが、入館料とビュッフェ合わせても6750円なので、最初に目にした海鮮丼より約1000円安い。表で海鮮丼食べなくて良かったー!
観光旅行で来た際、やっぱり入りやすかったり見やすかったりするのは千客万来の通りにある店だろう。ただ、それらを見て価格に辟易する場合、万葉倶楽部に入って1日湾岸の景色を見ながらくつろぐのはありだ。
・今回紹介した店舗の情報
店名 東京豊洲 万葉倶楽部
住所 東京都江東区豊洲6丁目5番1号
営業時間 24時間
定休日 無休
参考リンク:東京豊洲 万葉倶楽部
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.