「生きる確率2%」事故で肥満になった男性、ジムで“逆三角ボディ”に大変身(英)
交通事故で入院し、「生きる確率2%」と告げられた男性はその後、医師が驚くほどの身体的回復を果たした。ところが心の傷は深く、9か月で体重は急増。自分に嫌気が差した男性はある日、一大決心をしてジム通いを始め、見事なセクシーボディを手に入れた。ビフォーアフターの動画とともに、英ニュースメディア『The Sun』などが伝えている。
英北部ヨークシャーに住むコナー・マイルズさん(Connor Miles、23)は2021年9月、夜遊びをして自宅まで車で送ってもらう途中で事故に巻き込まれ、重傷を負った。
運転手は当時、居眠りをして道を逸れ、一軒家に突っ込んだそうで、後部座席に座っていたコナーさんは腸が裂け、肋骨骨折、脊椎損傷のほか、膵臓に穴が開いて内出血する重傷を負った。
コナーさんは、当時のことをこう振り返る。
「事故の衝撃というのは今でも覚えていてね。それは耐えがたいもので、自分の人生であれほどの痛みを経験することはもうないだろうと思うくらいだった。そして『生存する確率は2%』と言われ、両親と女きょうだいに別れを告げたんだ。」
「それでもゆっくりと歩く力を取り戻し、緊急手術が必要になるような差し迫った危険はなくなった。そして1か月以上の入院生活を終えて帰宅したものの、その夜に敗血症になり、さらに3週間の入院になってしまった。」
実はコナーさんは入院中、身体的な回復を感じてはいたものの、痛み止めが欠かせなくなってしまったという。このトラウマに対処するため食に走ったそうで、その頃のことを次のように述べている。
「調子が良くない時に、ヘルシーな食事なんて食べたくないからね。ジャンクフードをひたすら食べる生活を6か月間続けて、みるみる太ってしまった。そして最悪の状態に陥り、9か月間で体重が約44キロ(7ストーン)増え、2022年の夏には自分の見た目が嫌で仕方なかったんだ。」
なおコナーさんは、フェンスや柵などを施工する仕事をしていたそうで、「通常よりもガタイは良かった。ただ、いわゆるデブではなかった」と語る。
ところが太った体に嫌気が差したコナーさんはある日、「このままではいけない」と一大決心し、それまで一度も行ったことがなかったジムに週6回通い、タンパク質を多く含む食事に切り替えた。そうして事故後に増えた約44キロを落としただけでなく、筋肉質な体を作り上げることにも成功し、「自分が変わっていくのが分かると、どんどんやる気が出てね。フィットネスに夢中になり、ジムに行くのが大好きになった」と明かしている。
また体重が減り、自分に自信が持てるようになると、自分のことを「もとデブ少年(Ex fat boy)」と呼び、TikTokでビフォーアフター動画の投稿を開始した。すると大好評で、コナーさんはこれから減量を始めようとしている人々に「これをやると有効で、これはダメ」などと自分の経験を踏まえた具体的なアドバイスをしており、「人助けができるようになった」と顔をほころばせる。
さらに痩せたことにより、周りの人々の自分に対する対応の仕方も変わったそうで、「特にTikTokではここ6か月、女性からのコメントが急増している。フォロワー数も伸びているから、このまま増えていってほしいものだね」と苦笑する。
そんなコナーさんは、筋骨隆々で肩幅が広くウエストが細い逆三角形の体型をTikTokに披露している。フォロワーからは「インスパイアされる」「よくやった!」「カッコいい」「セクシーだわ!」といったコメントが絶えないようで、本人はこう述べていた。
「今でも自分で経験してきたことが現実とは思えない。ただ、私は与えられた2度目の人生のチャンスを決して無駄にしたくない。」
「だから他の人々には『決して諦めないで』と言いたいね。必要なのは立ち上がって、実際にやってみること。周囲がどう思おうと気にしないことだよ!」
ちなみに事故を起こした運転手は当時、21時間ずっと起きていたため運転中に居眠りをしてしまったそうで、懲役8か月の有罪判決を受けたという。
画像は『Connor Miles TikTok「No matter what do not take your foot off the gas」「I DIDNT COME THIS FAR JUST TO COME THIS FAR!」』『The Sun 「SHAPESHIFTER Man 23 shares how he went ‘from fatty to fitty’ after ‘gorging on fry-ups and takeaways before losing 7st’」(Credit: KennedyNews/connormiles)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)