南区市議補選 元職・新人 4人の争いか 1月31日告示、2月9日投開票
昨年12月に南区選出の遊佐大輔氏(自民)が辞職したことに伴う市会議員補欠選挙が1月31日告示、2月9日投開票の日程で行われる。本紙の調べでは1月30日までに、共産党元職の荒木由美子氏(65)、立憲民主党新人の佐藤啓治氏(42)、日本維新の会新人の小西大貴氏(31)、国民民主党新人の熊本千尋氏(30)の4人が立候補の意思を表明している。遊佐氏の突然の辞職に批判が多かったこともあり、自民党は候補擁立を断念している。(30日起稿)
共産・荒木由美子氏
荒木氏は横浜市出身。市立保育園勤務を経て、1995年の市議選で初当選、通算6期。2023年の市議選は次点で落選。落選後も区民の声を聞く活動を続けていたとし、「物価高で生活に苦しんでいる人の声を議会に届けたい」という。
立民・佐藤啓治氏
佐藤氏は群馬県出身で営業代行会社を経営。20代のころに南区で生活していたという。物価、子育て、福祉に関する政策を柱とし、子育てについては「7歳の娘を育てる子育て当事者として、給食の無償化を訴えていきたい」としている。
維新・小西大貴氏
小西氏は熊本市出身。銀行員を経て、23年に公認会計士・税理士事務所を開所している。会計士としてのキャリアを生かし、「市の支出をチェックし、カットできる部分はカットし、必要なところに予算を付けていく」と訴える。
国民・熊本千尋氏
熊本氏は横須賀市出身。23年まで東京メトロで車掌や運転士を務めた後、国民民主党の市議事務所に勤務。並行して訪問介護の仕事もしている。「夜間保育や一時預かりなどの子育て支援策や介護に関する政策を進めたい」としている。
1月17日にあった立候補予定者説明会には、自民党を含めて9陣営が参加したが、自民党や無所属で出馬を検討していた陣営は立候補を見送る見込み。