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中央農高 全国大会で4人が優秀賞 農業の知識と技術競う〈海老名市・座間市・綾瀬市〉

タウンニュース

優秀賞を受賞した生徒たち(前列右から萩原さん、小林さん、後列右から土屋さん、會田さん)

「農業高校生の甲子園」と呼ばれる第74回日本学校農業クラブ全国大会がこのほど熊本県で行われ、県立中央農業高校(加来功校長)の生徒4人が技術や知識を競う「競技会」で優秀賞を受賞した。同校畜産科学科の前田俊之教諭は「ここ数年を振り返っても記憶にない」という成績で4人の受賞者選出は快挙だという。

この大会は日本農業クラブ連盟などの主催で、全国各地で農業を学ぶ高校生を対象に日ごろの活動の成果を発表する場として毎年行われている。今年はブロック大会を勝ち抜いた約4000人が参加、同校からは6人の生徒が「農業鑑定競技会」と「家畜審査競技会」に出場。成績上位者に優秀賞が贈られた。

3分野で受賞

農業鑑定競技会は8分野があり、會田桔平さん(3年)が園芸、土屋郁弥さん(同)は畜産、小林美友さん(同)が食品の分野でそれぞれ優秀賞を受賞した。

同競技会は一問一答形式で知識を競うもので、3人は大会当日までに学校で専攻する分野以外の理解も深め、20〜40秒間隔で出題される全40問に挑戦した。

會田さんは「入学時は農業の知識がなかったのに優秀賞を取れたのは先生方の指導のおかげ」と感謝を表し、小林さんは「初めての全国大会で自分の実力を出し切れた」と大会を振り返った。

土屋さんは卒業後に触れ、「ロシアによるウクライナ侵攻で飼料費の高騰など、日本の畜産業にも影響が出ている。将来は日本の農家や畜産を助ける職業に就きたい」と話していた。

夢は精肉業

家畜審査協議会では、萩原早妃子さん(2年)が肉牛の部で優秀賞を受賞した。同競技は肉牛の目利きを競う競技で、出場者は牛に触れながら体形や骨格、脂のつき具合などをチェックした。

精肉業への就職を志して同校畜産科学科に入学した萩原さん。同校の養豚部に所属する傍ら、海老名市内にある県畜産技術センターで肉牛の生育を見抜く目を養い、本番へ臨んだという。萩原さんは「今後も知識を深めて美味しいお肉を消費者へ届けたい」と話した。

同校の全国大会入賞は過去6年間を見ても4人の入賞者の記録はなく、前田教諭は「図書館で勉強したり、校外で実習経験を積むなど頑張りが反映された」と生徒らを称えた。

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