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選べるシロップは32種!1杯150円&トッピング全種50円でワンコインあればスペシャルなかき氷に【いも屋】富山の昔ながらの甘味処

nan-nan 富山の情報

選べるシロップは32種!1杯150円&トッピング全種50円でワンコインあればスペシャルなかき氷に【いも屋】富山の昔ながらの甘味処

商店街や住宅街の中にかつて多くあった甘味処。夏にはアイスクリームやかき氷、冬には焼きいもやぜんざいなどを楽しめて、大人は買い物や仕事の休憩に、子供たちは遊びや習い事の合間に立ち寄っては小腹を満たしたものです。

 

スーパーマーケットやコンビニエンスストアの普及によってそんな甘味処もすっかり珍しくなりましたが、富山市に昔ながらのかき氷を求めて多くの客が訪れる店があります。

店があるのは富山市豊田の住宅街。幹線道路からは離れ、地域住民たちが生活道路として使う市道の脇にちょこんと建っています。

値段も味も昔から変わらないーー


シロップたっぷりのかき氷 1杯150円

かき氷 メロン味 150円(税込)

透明なガラスの器に山盛りの氷。たっぷりシロップがかかって、なんとも涼しげです。

素朴で飾り気のない見た目に、思わず懐かしさがこみ上げる人もいるのでは?

 

氷も、流行りのふわふわした繊細なものではなく、ザクザクと粗く噛み砕くタイプ。シロップはあらかじめ底と中ほどにも注いであって、どこをすくって食べてもひたひたでおいしく味わえます。

 

「いも屋」のかき氷は、メロン味をはじめ、ほとんどのシロップが150円。昔から変わらない価格据え置きで、リーズナブルにかき氷を楽しめます。

シロップの種類も、定番のいちごやメロン、レモンやハワイアンブルーに加え、パインやすいか、日向夏など豊富にそろいます。

その数は32種類。なかには250円のものもありますが、白玉つきです。

 

こんなにも低価格で大丈夫?と思ってしまいますが、そこには店主のある想いが込められていました。

「大丈夫じゃないけれど…」価格を上げない店主の想い

この価格で大丈夫…ではないけれど、数をこなしています」と話すのは、店主の高岡紀厚さん。

 

夏の暑い時期に売れるかき氷は、なんと1日に800~900杯。それだけ多くの数が出るため、最小限の利益でもなんとか続けられているんだとか。

たまに「値上げしてもいいんじゃない?」と言われることもあるそうですが、値段を上げるつもりはないんだそう。

いも屋店主 高岡紀厚さん

「小さなお子さんが小銭を握りしめてかき氷を買いに来てくれるのに、値上げしたとは言えない。お客さんが来てくれるから、自分も元気を保っているので…世の中にこんな店もあるんだよと、一石を投じるような気持ちです」(高岡さん)

 

「いも屋」では、白玉やあずきなどのトッピングもすべて50円と良心的な価格。

小さな子供たちが気軽にかき氷を楽しめるようにと、店主のやさしくて熱い想いが込められています。

500円でトッピング5つ! ワンコインで味わえるスペシャルな味

1杯150円で、トッピング全種50円。

ということは、500円玉ひとつでとんでもない豪華なかき氷が食べられそうですよね?

 

小さな子供への店主の愛情を利用するようで後ろめたいですが、大人ならではの豪華なかき氷を注文してみました。

高岡さん曰く、「いも屋」の22年の歴史の中でも500円使う注文は初めてとのこと!

ベースに選んだのは最新メニューの「チョコバナナ(白玉付き)」。

 

ここに、あずき、ミルク、白玉、そしてソフトクリームをダブルでトッピングしてもらったところ…

スペシャルなかき氷が完成しました。

 

「いも屋」だからできる、贅沢で遊び心のある500円のかき氷です。

チョコバナナにあずき、白玉、ミルク、ソフトダブルをトッピング

子供のころに小銭を握りしめて食べに行ったかき氷。

ひんやりおいしくて、夏が来るたびに思い出して懐かしい気持ちになれそうです。

出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
   2024年8月2日放送
記事編集:nan-nan編集部


【いも屋】
住所 富山県富山市豊田町1丁目9-25
営業時間 11:00~17:00
定休日 月曜

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