名張市立病院独法化 市民団体が要請書と署名提出 説明会追加など求め
三重県の名張市立病院の地方独立行政法人(独法)移行を巡り、市民団体「名張市立病院を守りよくする会」は7月19日、市民説明会の追加開催などを求める要請書と署名を北川裕之市長宛てに提出した。
同会は伊賀名張ユニオンなど4団体や市民有志で構成。署名は、3月末から7月初旬までの間に2179筆が集まったという。
市は2月に市内5か所で市民説明会を開いたが、同会は「説明会があったことを知らない市民が多い。説明が不十分」などとしている。
この日、同会メンバーが市役所を訪れ、福祉子ども部の岩本靖之部長に要請書と署名の束を手渡した。市議会の永岡禎議長にも要請書を提出した。
市は1月、市立病院の独法移行の方針を発表。法人設立は来年10月1日を予定している。