宇都宮ライトレールの沿線まちづくりはここがポイント 交通環境整備ネットワークが東武博物館でフォーラム(東京都墨田区)
宇都宮ライトレール(企業名。路線名は宇都宮芳賀ライトレール線。宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地間14.6キロ)は2023年8月の開業からまもなく2周年を迎える。LRT(次世代型路面電車)によるまちづくりを、講演とトークセッションで考えるフォーラムが、2025年6月14日に東京都墨田区の東武博物館で開かれる。
地域鉄道フォーラム2025「LRTによるまちづくり」は交通環境整備ネットワークが主催、国土交通省鉄道局が後援する。
交通環境整備ネットワークは、地方鉄道をはじめ地域公共交通の維持・存続・再生を目的に活動する一般社団法人。年一回の総会に合わせてフォーラムを開催する。今回は路面電車を21世紀の現代によみがえらせた宇都宮ライトレールの効能を考える。
基調講演は2本で、都市交通政策に詳しい関西大学経済学部の宇都宮浄人教授が「トラムとまちづくり」をテーマにスピーチ。ライトレール沿線からは、国交省出身で宇都宮市の東智徳副市長が、「LRTによるまちづくり~宇都宮市の取り組み」と題して、地元の考え方を披露する。
続くトークセッションには、宇都宮教授と東副市長のほか、鉄道アーチストの小倉沙耶さん、宇都宮ライトレールの小島好己顧問弁護士が登壇。いわゆる〝宇都宮モデル〟を他都市に展開する可能性など考察する。
開催時間は13~15時で入場無料(東武博物館入館料は有料)。定員100人。聴講には事前の申し込みが必要で、詳細は交通環境整備ネットワークのホームページから。
記事:上里夏生