ヘイリー・アトウェル、ジェラルド・バトラーの人質アクション映画に参戦決定 ─ 松竹が日本配給へ
『ミッション:インポッシブル』シリーズなどで知られるヘイリー・アトウェルが、ジェラルド・バトラー主演の人質危機を描くアクションスリラー映画『エンパイア・シティ(原題:Empire City)』に出演することが明らかになった。撮影は2025年11月中に開始予定だ。米が報じている。
物語の舞台は、ニューヨークのランドマーク「クライボーン・ビル」。そこで人質事件が発生し、消防士レットと彼の部隊、そしてレットの妻でニューヨーク市警察の警官ダニは、ビル内で戦い抜きながら人質の救出に挑む──。バトラーがレット役、アトウェルはダニ役を演じる。
監督は、『ラブ&モンスターズ』(2020)のマイケル・マシューズが務め、脚本は『ブロークンシティ』(2012)のブライアン・タッカーと『ブルータル・ジャスティス』(2018)のS・クレイグ・ザラーが手がける。本作は2024年のカンヌ映画祭で初めて報じられたが、その後ストーリーに若干の変更が加えられたという。
プロディ―サーには、バトラーと彼のプロダクション会社G-BASEのパートナーであるアラン・シーゲル、両者と再タッグとなるMadRiver Picturesのマーク・ブタン、『BETTER MAN/ベター・マン』(2024)のポール・カリーが名を連ねる。Leonine Studiosが共同開発資金を提供し、同社のクイリン・バーグとアレクサンダー・ヤンセンが製作総指揮を務める。
国際配給はThe Veteransが担当し、米国内の権利はCAA Media Financeが手がける。販売は、2025年11月第3週に開催されるアメリカン・フィルム・マーケットでも継続される予定だ。
本作は、MadRiver PicturesがイタリアのEagle Pictures、日本の松竹、フランスのSNDなど、各国の配給会社と締結した複数年にわたる出資・配給契約のもとで製作され、各社がそれぞれの地域で配給を担当する。この契約の第1弾作品となるジェイソン・ステイサム主演映画『(原題)』は、2026年にライオンズゲートから公開予定だ。
ヘイリー・アトウェルは、マーベル映画『キャプテン・アメリカ』シリーズでペギー・カーター役を演じて世界的に注目された俳優。ドラマ「エージェント・カーター」では同役で主演を務め、『アベンジャーズ』シリーズにも出演している。近年では、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023)と続編『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(2025)でトム・クルーズと共演し、華麗なアクションも披露した。
一方のバトラーは、『300〈スリーハンドレッド〉』(2006)でスパルタ王レオニダス役を熱演し、圧倒的な存在感で一躍アクションスターの座を確立。『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズなど数多くのアクション映画でタフなヒーロー像を築き、実写映画版『ヒックとドラゴン』(2025)ではアニメ版シリーズで声を担当したストイック役で続投している。
アクションを極めたバトラーと、知性と強さを兼ね備えたアトウェルの共演により、緊迫感あふれる救出劇が期待できそうだ。『エンパイア・シティ(原題:Empire City)』は、2025年11月中に撮影開始予定。
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