マライア・キャリー、母と姉が同じ日に亡くなり「心が張り裂けそう」
歌手マライア・キャリーが、米メディア『People.com』で声明を発表した。マライアは母親パトリシアさんと姉アリソンさんが同じ日に亡くなったことを明らかにし、現在の心境について「心が張り裂けそう」と吐露した。
【写真】マライアが2020年に出版した回顧録『The Meaning of Mariah Carey』では、母や姉について言及していた
マライア・キャリー(55)が現地時間26日、米メディア『People.com』への声明で自身の母パトリシアさん(87)と姉アリソンさん(63)が亡くなったことを公表した。母と姉は同じ日にこの世を去ったそうで、24日または25日に亡くなったとみられている。マライアは同メディアにこう述べた。
「母がこの週末に亡くなり、心が張り裂けそうです。そして、悲しいことに姉も同じ日に亡くなりました。亡くなる前の最後の1週間を母と一緒に過ごすことができ、心から感謝しています。みなさん、温かい言葉をありがとうございます。今は非常に辛い時期なので、どうか温かく見守っていただければ幸いです。」
パトリシアさんは、マライアの父アルフレッド・ロイ・キャリーさんと結婚し、3人の子ども、アリソンさん、モーガンさん(64)、そしてマライアに恵まれたが、マライアが3歳の時に離婚した。
マライアは2020年に出版した回顧録『The Meaning of Mariah Carey』でパトリシアさんについて言及しており、母子の関係は「複雑だった」として、このように綴っていた。
「私の人生のさまざまな場面と同じように、私の母との関係は対立と矛盾に満ちていた。それは決して白か黒かではなく、虹のようにいろいろな感情が入り混じっていた。」
「私たちの関係は、誇り、痛み、恥、感謝、嫉妬、称賛、失望という棘のある縄で結ばれたようなもの。私の心と母の心を結びつけていたのは、複雑な愛情だった。」
またマライアは、亡くなったアリソンさんとの関係も良好ではなく、薬物依存だった過去を持つ姉とは疎遠になっていた。回顧録にも「アリソンと対立しないことが、感情的にも身体的にも安心できる」と記されている。
このたびの訃報を受け、ファンからはマライアを心配する声があがっている。
「どんな関係だったとしても、家族が同じ日に2人も亡くなるなんて辛すぎる。」
「仲良くできていなかったからこそ、亡くなってから後悔することもあるだろう。マライアの心身の回復を願っているわ。」
「マライアの子ども達は今こそ、お母さんを支えてあげてほしい。」
今のところマライアは、母と姉の死因に言及していない。
画像2枚目は『Mariah Carey Instagram「Happy Emancipation of Little Mariah day!」』より
(TechinsightJapan編集部 Tina)