Yahoo! JAPAN

週末、清澄白河でしかできない5のこと

タイムアウト東京

週末、清澄白河でしかできない5のこと

のどかな時間が流れる東京の下町、清澄白河。江戸の情緒が感じられる一方で、ブルーボトルコーヒーが上陸したことで「コーヒーの聖地」として若者が集まり、東京都現代美術館周辺にはこぢんまりとしたおしゃれなアートギャラリーが続々と登場するなど、新しい風が流れている。

週末は清澄白河で、コーヒーやノンアルコールドリンクを楽しんだり、ボリビアの朝食を味わったり、のんびりとした休日を過ごしてみては。期間限定の展示なども注目してほしい。

Photo: Kisa Toyoshima

ノンアルでととのう。

カンパニー

ノンアルコール飲料の製造・充填(てん)を行う都市型のボトリング工場。千葉県大多喜町にあるブランデー蒸留所「ミトサヤ(mitosaya)」の新ブランドの拠点。ミトサヤが栽培した植物やノウハウを生かした新しいノンアルコール飲料を製造している。「GINGER SODA」シリーズといったオリジナルの缶ボトル商品のほか、OEMやコラボレーション商品などの開発・充填も行う。

工場内にはドリンクバーが併設され、透明のプラスチックカーテンの向こうで充填している様子を眺めながら、出来たてのドリンクを味わうこともできる。その場で楽しめるメニューは、3種類程度を週替わりで展開。オリジナル商品のレシピは、ライターのJUNERAYが開発。食事と一緒に楽しめるノンアルコールドリンクを意識し、酒にあるようなボディと余韻があるテイストを目指したという。

いずれも斬新なハーブやスパイス使いで、味わったことがない新ドリンクばかりである。

Photo: Kumiko Nakakuki

植物に癒やされる。

ル ボア

清澄白河にオープンしたボタニカルカフェ「ル ボア(le bois)」。運営は映像制作や写真家、音楽プロデューサーなど多数のクリエイターを抱えるワールドマップだ。植物を配した心地よい空間デザインにも、経験とセンスが生かされている。

建物内にはカフェのほか、植物やライフスタイル雑貨を販売するスペースと、2階にはギャラリーも併設。植物は「市場にはあまり出回らないユニークな商品で、かつ初心者でも育てやすいもの」を中心にラインアップしているという。手頃な価格なのもうれしい。

カフェの看板商品は、同店オリジナルのサンドイッチ「クロッシュ」(単品900円、ドリンクセット1200円、以下全て税込み)だ。フライパンで焼いたクロワッサンで挟んだもので、ハチミツをかけてから焼き上げることで、ほんのりと甘く、カリカリとした食感に仕上げている。食事系サンドイッチの「ランチ」と、季節のフルーツを使用した「デザート」の2種類を用意する。ぜひ味わってみてほしい。

Photo: Kisa Toyoshima

コーヒーを研究する。

コーヒー マメヤ カケル

本格ローストコーヒーやコーヒーカクテル、スイーツなどを楽しめるコーヒー店。表参道にある「コーヒーマメヤ」の別業態である。

元書店の倉庫を改装した店内は天井が高く、予約制のカフェでは、洗練されたインテリアの置かれたカウンター席で白衣をまとったバリスタが研究員のようにコーヒーを淹れる様子を間近で見ることができる。

2種類の「コーヒーマメヤコース」(3500円から)では、「コールドブリュー」「ミルクブリュー」「フィルタード」「エスプレッソ」など、さまざまなローストコーヒーが味わえる。そのほか、シングルオリジンの軽やかでフルーティーな豆から、ダークで力強いブレンドまで、好みの豆を使った「カップコーヒー」(500円から)も用意。ブラック、ミルク、アイスカフェラテから好きな飲み方を選べる。

※カフェ利用は予約制

Photo: Keisuke Tanigawa

ボリビアの朝食を体験する。

サルテトック

ボリビアの朝食には欠かせない「サルテーニャ」の専門店。「サルテーニャ」はエンパナーダの一種で、小麦粉で作った生地で牛肉や鶏肉を細切れにしたものなどの具材をくるみ、オーブンで焼いたものだ。

外はカリッとした食感、中は肉類のほかにゆで卵、オリーブ、スパイス、野菜などが入ったスープ状になっていて、うまみがたっぷり閉じ込められている。種類は「チキンサルテ」「ビーフサルテ」「ポークサルテ」「カレーサルテ」「チリコンサルテ」(いずれも580円)、「アップルカスタードサルテ」「チョコバナナサルテ」(ともに350円)の7種類を用意する。

ほかにも、ボリビア出身のオーナーが作る家庭料理やセットメニューも楽しめる。ドリンクはモモを煮込んで、カラメル状にした白砂糖やクローブ、シナモンを入れて冷やした「モコチンチ」がおすすめ。さっぱりとした味わいで暑い日にピッタリだ。日本ではまだまだ珍しいボリビアのスナックを、この機会に試してみては。

Photo: misa nakagaki

手仕事に触れる。

ビーズニーズ ギャラリー

国内外のアーティストと企業を結ぶ業務を行う「ビーズニーズ(The Bee's Knees)」に併設するギャラリー。ビーズニーズはイギリスのスラングで、とても良いものや人を意味する。店内にはアーティストが手がけた個性的なアイテムが並んでおり、購入もできる。

【関連記事】

おすすめの記事