Yahoo! JAPAN

もしかして食べ合わせがいいの?【cook cook】アサイーボウル専門店があるのは かに料理が自慢の砺波の老舗仕出し店

nan-nan 富山の情報

もしかして食べ合わせがいいの?【cook cook】アサイーボウル専門店があるのは かに料理が自慢の砺波の老舗仕出し店

栄養価が高いアサイーのスムージーに、バナナやイチゴ、ナッツなどをトッピングして食べるアサイーボウル。ビタミンや食物繊維が豊富に含まれていながら、カロリーが低く満腹感も得やすいヘルシーフードとして近年大人気です。

 

富山県内でも提供する店は増えてきましたが、砺波市の郊外に県外からわざわざ客が食べに訪れるというアサイーボウルの専門店「cook cook」があります。

こんなところに? 砺波市郊外の老舗割烹

平野を縫うように用水が張り巡らされ、一面に広がる水田とその中にぽつぽつと民家が点在する散居村で有名な富山県砺波市。

アサイーボウルの専門店「cook cook」があるのは、そんな散居村の真ん中、春にはチューリップ畑が、秋には黄金色の稲穂が広がる高波エリアです。

 

戸出から小矢部に抜ける県道沿い、住所を手掛かりに訪れてみると…

御料理・仕出し・居酒屋・かに料理の「市山(しやま)」と書かれた大きな看板が。

 

「cook cook」の文字はなく、おしゃれなアサイーボウルの雰囲気とはかけ離れていますが、中へ入ってみました。

かに料理が有名 半世紀にわたって愛される“かにの市山”

店内にはカウンターと小上がりがあり、2階に上がると、法要などの食事会や宴会などにも対応できる広い部屋が設けられています。

昔ながらの老舗割烹居酒屋といった雰囲気です。

「こちらは“かにの市山”で有名なんですよ」と教えてくれたのは、隣に座っていた先客です。

 

店を構えて約半世紀になるという老舗の「市山」。

店主の市山栄進さんは、京都のかに専門店や料理旅館などで板前として働いていたというだけあって、和食を中心とした料理のラインナップの中でも特にかに料理が人気です。

市山さん自ら市場で仕入れたベニズワイガニは、刺身やバター焼き、蟹味噌豆腐、蟹すき鍋、蟹雑炊などで味わえます。最初から最後までカニばかり、カニ好きにはたまらないラインナップのコース料理が自慢。

 

常連客の要望に応えて始めたというランチも人気で、火・金・日曜には日替わり定食を、水・土曜には天ぷら定食を楽しむことができます。

ランチは曜日ごとに「日替わり定食」「天ぷら定食」

天ぷら定食 1300円(税込)

天ぷら定食は、サクッと揚がった衣をまとったぷりっぷりのエビフライが2本。それに、モチっとした食感がうれしい生麩や、ジューシーな茄子の天ぷらもついて食べごたえ抜群。

 

さらに、ブリと炙りサーモンの刺身、小鉢、サラダ、そしておいしい味噌汁もつきます。ごはん茶碗の中でつやつやと光るのは、地元で生産されたコシヒカリ。おかわりは1杯まで無料ということで、おなかもお財布も大満足のランチです。

 

…っと、ここで帰るわけにはいきません。

ここまではあくまで「市山」の紹介。「cook cook」のアサイーボウルはと探していると、ちょうど隣でランチを食べ終わった人が「アサイーボウルください」と注文していました。

 

「アサイーボウルは息子が作ってるんです。ちょっと待っててくださいね」(市山さん)

 

そうなんです、「cook cook」は「市山」の店舗内で経営するアサイーボウルの専門店なのです。

何店舗も食べ歩いた“通”も認めるアサイーボウル

「市山」の店舗内でアサイーボウルの提供が始まったのは2024年7月。調理をしているのは、店主の栄進さんの息子、勇樹さんです。

 

「スタッフからアサイーボウルが話題だと聞いて食べてみたんですが、なかなか好きなアサイーボウルに出会えなくて。それなら、納得のいく味を自分で作ろうと思って始めました」(勇樹さん)

というわけで、勇樹さんが研究しながらレシピを作り上げたアサイーボウル。

もったりとした舌触りで、アサイーの味は濃厚ながら、みずみずしい軽やかさも感じられます。

 

「ここのアサイーはとても食べやすいんです。ハワイで食べたアサイーボウルに似てて、好きなんです

 

こう教えてくれたのは、先ほどの隣のお客さん。いろんな店でアサイーボウルを食べている“通”らしいのですが、わざわざこの味を求めてやってくるのだそう。

 

「アサイーにはいろいろブレンドして食べやすくしています。注文を受けてから、生のフルーツを切ってトッピングしているので、フレッシュさも楽しんでもらえたら」(勇樹さん)

 

新鮮なフルーツとの相性は確かによく、さっぱりペロッと食べられます。

テイクアウトが基本 ランチを食べた人は店内でもOK

あっさりヘルシーにいきたいなら「スタンダード」がオススメですが、ヌテラチョコやピーナッツバター、コムハニーのトッピングも人気です。

 

「cook cook」はテイクアウト専門なので持ち帰りが原則ですが、「市山」のランチを食べた人は店内で味わうことができるほか、600円の「ミニアサイーボウル」を注文することもできます。ミニサイズは食後のデザートにはちょうどいいボミュームとヘルシー感でした。

この日の店内には、片道50分かけて訪れたという大学生の姿も。

 

県外からもファンが訪れるという「cook cook」のアサイーボウル。遠出してでも食べたくなる名物です。


【cook cook】
住所 富山県砺波市高波1069かに料理 市山
営業時間 11:30〜14:30(なくなり次第終了)
定休日 不定休

【関連記事】

おすすめの記事