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ツインボーカルとインストゥルメンタルを武器に、アイドル＋ブラス＝ブラドルという新ジャンルを掲げる唯一無二の5人組 CiON（シーオン）。代官山UNITのステージが歓声で震え上がったその夜、メジャー2ndシングル「シンデレラ」を2026年1月21日にリリースすることを電撃発表した。

ライブ終盤、息を呑むほど緻密な演奏と破壊力のあるツインボーカルで観客を圧倒した直後のアナウンスに、フロアは爆発するかのような熱量で沸騰。火がつく前夜さながらの熱気が会場中に立ち込め、発表された瞬間の熱狂がそのまま次の瞬間へと受け継がれた。

さらにその直後、表題曲「シンデレラ」をサプライズ初披露。初披露とは思えないほどのコールと熱狂が立ち上がり、楽曲の爆発力と完成度の高さを示すようにUNIT全体が揺れるほどの反応が巻き起こった。わずか1曲でCiONの進化を証明する異常値の盛り上がりとなった。

そんな「シンデレラ」は、CiONの真骨頂であるブラスの切れ味と、攻め立てるリズムセクションが一体となって走り抜けるアップテンポナンバー。サビ直前のブレイクで一瞬の静寂を生み、そこから爆発的なエネルギーで駆け上がる構成はライブで盛り上がらないはずがない必勝アレンジである。
〈遊びに来たわけじゃない〉
〈まだ死んでねーわシンデレラ〉
〈どこかのペーペーと一緒？！笑わせないで経験と覚悟の差が雲底の差〉
と挑発的なフレーズが連続し、可憐さと闘志を同時に抱えた現代の主人公像を鮮烈に描き切る。

一方で『微熱』は、ジャズを踊らせる余裕すら見せる陰影のあるミッドチューンだ。煌びやかな正解コースから静かに外れていく主人公の影を描き、〈輝くシャンデリアに夢は宿らない〉と歌い切る潔さが印象的である。大通りの喧騒から背を向け、街灯だけを頼りに歩く姿は、成功でも敗北でもない第三の生き方を選ぶ決意の象徴であり、その孤独がメロウなジャズの揺れとともに艶やかに光る。

『Shout of Joy』では、CiONのライブを象徴する狂気と祝祭が炸裂する。ブラスと高速ビートでフロアが跳ね、衝動とエネルギーが一気に加速する。
〈大胆に登場！プライベート炎上？〉
〈シーオン？知らねなんて勿体無いね／ぐちゃぐちゃにしてあげる〉
といったパンチラインが次々に飛び出し、挑発、破壊、愛情、ユーモアが高速回転するCiON独自の世界観へと巻き込んでいく。

さらに『LIFE is BEAUTIFUL』は作品全体の温度を底上げする核となる楽曲だ。SPYAIR・UZが書き下ろしたメロディは力強くあたたかく、〈弱くなる自分〉〈諦めたくなる瞬間〉といった弱さを隠さず描きながら、〈何度も立ち上がる〉という静かな決意をそっと灯す。綺麗ごとでは届かない現実の強さを鳴らせるのは、数々の苦悩を越えてきたCiONだからこそであり、ツインボーカルの説得力がこの曲の核心をさらに深めている。

どの曲もジャンルに縛られず、アイドルがここまでやるのかという驚きをもたらす攻めた仕上がりとなった。「歌える」「踊れる」「吹ける」「鳴らせる」を全方位で証明する4曲がそろい、初回限定盤には演奏技術を堪能できるインストゥルメンタル音源を加えた全6曲を収録。ロックもジャズもポップスも自在に跨ぎ、アイドルの枠を軽々と踏み越えて音楽そのものを更新していく。1stとはまったく別次元の、超ハイスペックなCiONの第二形態がここに完成した。

2026年、必ず火がつく。その直前の熱を「シンデレラ」が連れてくる。