元町『日本酒と肴 おく村』で待望のランチ営業再開!“濃厚とろウマ”親子丼を実食 神戸市
元町~三宮の真ん中あたり、お洒落なお店が集まるトアウエストに隠れ家的な和食屋さん『日本酒と肴 おく村』(神戸市中央区)を発見しました!
元町駅から北東方面に歩いて3分ほど。2022年に板宿からこの地に移転されました。
扉を開けると、カウンター越しに穏やかな笑顔で「いらっしゃいませ」と迎えてくれる店主の奥村さん。その一声で、初めての来店でもどこかほっとします。落ち着いた店内は静けさの中にもぬくもりがあり、一人でも入りやすい雰囲気♪
『日本酒と肴 おく村』は、その店名が示す通り、日本酒をメインに据えた夜のコース料理が中心のお店。そんな同店が、2025年5月より待望のランチ営業を再開。夜のしっとりとした雰囲気とはまた異なる、昼の“やさしく温かなひととき”が楽しめるようになりました。
ランチタイムには、親子丼や鯖松前鮨・本鮪を使ったお弁当などのメニューが提供されます。
魅力的なメニューのなかで、今回筆者が注文したのは「極上のとろウマ親子丼御膳」!メインの親子丼に、赤出汁、小鉢二品、香の物が付く満足感の高いメニューです。
濃厚な黄身の美しさに、うっとりしてしまいます。
親子丼の“とろウマ”感を語るうえで欠かせないのが、使用されている卵の存在です。
使われているのは、大分県産のブランド卵「蘭王(らんおう)」。その最大の特徴は、見惚れるほど鮮やかなオレンジ色の黄身。ひと目で上質さが伝わり、箸を入れるのが惜しくなるほどの美しさです。
また一般的な親子丼では甘味を出すために砂糖が用いられることが多いですが、同店では砂糖を使わず甘さを引き出しているんだそう。やさしく、奥行きのある甘さを支えているのが、愛知・三河にある『杉浦味醂』の本みりん。
少し味見させてもらうと、その芳醇な香りと濃厚さに驚かされました!
加えて、淡路島産の甘味が強い玉ねぎをたっぷりと使用。火を通すことで自然な甘さが引き出され、杉浦味醂の本みりんと見事に調和し、驚くほど豊かな旨味が丼全体に広がります。
クオリティの高い親子丼だけでも十分満足感がありますが、日替わりの小鉢3種がつくのも嬉しいポイント。この日は、「アメーラトマトの梅酢漬け」・「もずく酢」・「卯の花」といった季節感や栄養バランスにも配慮された品々が並んでいました。
お店の奥の冷蔵庫には店主・奥村さんが自ら秋冬に酒蔵へ足を運び、丁寧に選び抜いた日本酒が、常時40〜50種並んでいました。しかもそのほとんどが生酒というこだわりよう。次回はぜひ日本酒をしっぽり楽しみたいと思います。
場所
日本酒と肴 おく村
営業時間
11:30〜14:30(L.O.14:00)
17:30~21:00
定休日
水曜日、木曜日