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<高円宮杯U-15東海リーグ>藤枝東FCジュニアユースが2−1で藤枝明誠SCに競り勝つ。MF増田大耀が圧巻のFK含む2ゴール

アットエス


サッカーの高円宮杯U-15東海リーグは4月27日、第8節の残り1試合を行った。藤枝東FCジュニアユースが2−1で藤枝明誠SCとの“ダービー”を制し、2連勝で7位に浮上。藤枝明誠は降格圏の9位に後退した。

ボランチ増田、鮮やかな先制FKと決勝PK

上位浮上への足掛かりを築きたい両チームの意地と意地がぶつかり合った試合は、藤枝東FCジュニアユースに軍配が上がった。勝利の立役者は背番号26のボランチ増田大耀。右足の高い技術で、先制点と決勝点をたたき込んだ。

藤枝明誠の圧力に耐えた後の前半14分、ゴール正面左寄りで獲得したフリーキック。増田の右足から放たれたボールは3枚の壁を越え、美しい軌道を描いてニアサイドに吸い込まれた。

「追い風だったので、回転はあまり掛けず、なるべく速いボールで。ニアの上のキーパーが届かないコースを狙っていました」。ネットが揺れたのを確認すると、増田は一目散にベンチへ走り、サブメンバーたちと喜びを爆発させた。

その10分後、藤枝明誠にフリーキックのこぼれ球を押し込まれて追いつかれたが、藤枝東は増田が再び躍動した。

前半ロスタイム、増田は右サイドでボールを受けると、またぎフェイントを繰り出しながらエリア内へ。「前が空いていたので、思い切ってゴール前に進入しました」。2、3人の相手DFの隙間をかいくぐろうとした瞬間に倒されてPKを獲得。これを自ら決めた。

増田は小学2年まで地元のいろいろなスクールで技術を学び、3年生から藤枝東FCジュニアに。中学1年時は県トレにも呼ばれていた。何度も首を振って周囲の状況を確認し、落ち着いてボールをさばくプレーが印象的だ。

この日もノールックパスやバックスピンを掛けたロングパス、地をはうようなスルーパスで好機を作り出していた。参考にしているのは元スペイン代表イニエスタのドリブルと、ブスケツの落ち着きあるプレーという。村上孔一監督は「もう少しスピード感や俊敏性が身についてくれば、上のレベルでもやれる」と期待する。

増田は「今日は最初からみんなで声を出して、先制点を絶対に取ってやろうと思っていました。まずは東海リーグで上位に入って、全国大会に出場したいです」と声を弾ませる。開幕6試合勝利のなかったチームが、司令塔の活躍で勢いに乗ってきた。 

<藤枝東FCジュニアユース 村上孔一監督>
「藤枝明誠さんと試合をやる時はいつも、こうした熱い試合になります(笑)自分たちは味方同士でつながりながらボールを動かし、空いたところをしっかり使おうということを継続してやってきましたが、東海リーグはプレスが早く、強度も高いので、なかなか出すのは難しいです。勝てなかった時期は選手たちが縮こまっているように見えたので『失うものは何もない。開き直ってやろうよ』ということを伝えていました。チーム状況は少し上向いているかなと思います」

(日本サッカー協会公式ウェブサイトより)

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