夫の駐在先でママ友作り。異国で起きたまさかのトラブル!
2人の子どもを育てている、ママライターの“FUTAMU”です。普段は人材系企業で営業の仕事をしていますが、昨年、第2子を出産し、現在は育休中です。
今から約3年前、第1子がまだ生後4ヶ月の時に夫が中国駐在となり、約1年間、中国で子育てをしました。
夫が仕事に行っている間は異国の地で0歳児と2人きりになるため、一刻も早くママ友がほしいと思っていた私。しかし、やっとできた唯一のママ友とは気が合わず…。
異国での子育て。仲間がほしい…
第1子妊娠中に夫の海外赴任が決まりました。赴任先は中国の主要都市近郊。大気汚染などは心配でしたが、家族で離れて暮らすことが何より嫌だった私は、夫に同行することにしました。
実際に中国に渡ったのは第1子が生後4ヶ月の時です。夫の会社から通訳や運転手が派遣されて来るため生活は何とかなりましたが、夫が仕事に行っている間はずっと0歳児と2人きり。
とても淋しくて、早くママ友を作りたいと思っていました。そして夫に頼み、日本人の同僚の奥さんを紹介してもらったのです。彼女は近所に住んでおり、私と同じ0歳児のママ。歳も近く、当時はとても心強く思っていました。
唯一の友人… だけど価値観が違いすぎ!!
私より少し前に中国に来ていた彼女は、現地のことを色々と教えてくれました。初めはありがたかったのですが、一緒に過ごす時間が増えるうちに「合わないな…」と思うことが増えていきました。
人によって子育ての価値観が違うのは当然ですが、「子どもがごはんを食べず、痩せているから太らせたい」と毎日大量にお菓子をあげたり、真夏の暑い時に不要不急の用事で子どもを連れ出したり…。子どもの健康が第一の私からすると「嫌だな」と思うことが多くあったのです。
当時の私はママ友がいなくなることが怖くて、嫌な気持ちを押し殺して付き合っていました。しかし、ついに耐え切れなくなるできごとが起こります。
衝撃の子ども置き去り事件
ある日、「近くにクレープ屋さんができたから食べに行こう」と誘われて、家の近くで待ち合わせをしました。すると彼女が1人でやって来て、「子どもは眠っていたから置いて来た~」と言ったのです。
「歩き始めた子どもを家に置いて来るなんて!しかもここは海外なのに!」と、思わず心の中で叫んでしまいました。「本当に大丈夫なの?」と聞くと、「しょっちゅうやっているから平気」と…。
私は、クレープを買っている間もとにかく彼女の子どものことが気がかりで、テイクアウトして彼女の家で食べることを提案しました。家に着くと、子どもは起きて大泣き状態。何もなかったことに安心すると同時に、私まで申し訳ない気持ちになったのです。
その後 -現地でのママ友事情-
それ以降、彼女とは少し距離を取るようになりました。孤独な海外育児における唯一の友人でしたが、自分の価値観を曲げてまで付き合うのもつらいと思ったからです。
また、その頃にはSNS上で中国に住む日本人ママたちと情報交換したり、相談し合ったりできるようになっていました。「気が合う友人が近くにいないのなら、無理にリアルのママ友を作る必要はないのでは?」と思うようになっていたのです。
駐在期間中に、ママ友はほぼいませんでしたが、SNSで教えてもらった場所に遊びに行ったり日本の友人とテレビ電話したりして、娘と2人でそれなりに楽しく過ごしました。現地でできた唯一のママ友は、子育ての価値観が合わず付き合うのを断念…。最初は海外駐在という特殊な環境で淋しいと思うこともありましたが、それも徐々に慣れ、ママ友がいなくても孤独を感じることはなくなりました。
帰国から2年経つ現在では、職場で出会ったママ友ととても親しくしています。子どもの成長によって環境は変わっていくと思いますが、無理をせず、気が合うママ友をじっくり探していきたいと思います。
[FUTAMU*プロフィール]
3歳の女の子と0歳の男の子の母(31歳)。人材系企業にて営業職をしていますが、現在は第2子出産直後で育児休暇中。最近は産後太り解消のため、動画を見ながらのエクササイズと、糖質オフおやつ作りにはまっています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。