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実はおいしい肉の宝庫だった!? 今、蔵前・両国・浅草橋で絶対に食べたい肉グルメはこれだ!

さんたつ

両国駅の高架下に並ぶ肉料理店をはじめ、とんかつやホルモン焼きなどの文字が目立つこの界隈。一度は食べたい名店から話題店まで、さまざまな肉料理を厳選しました。肉マニアも太鼓判間違いなし!

巨牛荘 石原本店(きょぎゅうそう いしはらほんてん)

炭火の煙でいぶされる香味がたまらない! 『山本肉炭』[浅草橋]

牛鶏豚ミックス定食1100円(昼はサラダ付き、ご飯お替わり可)。卵かけご飯用の生卵1 個無料。
焦がさずにいぶすのがコツ。
和牛のリブロースを軽く炙ったリブ飯550円。

「炭火で焼くと普通の肉もこんなにおいしくなるんです」とは、店主の山本学さん。イチオシの鶏肉は内側がピンク色の絶妙な火入れで、ジューシーな食感と肉のうまみを引き立てる炭の香ばしさに悶絶。焼く前に漬け込む肉の下味も炭焼きに合わせて調節しているとか。炭火焼きをつまみにサクッと飲めるのも◎。

店主の山本さん。「一人で炭火焼き肉が食べたくなったらぜひうちへ!」

『山本肉炭』店舗詳細

山本肉炭
住所:東京都台東区柳橋1-5-7 /営業時間:11:30~15:00・17:00~22:00LO/定休日:日/アクセス:JR総武線・地下鉄浅草線浅草橋駅から徒歩2分

脂身の持ち味を生かした和洋ソースが決め手。『創作イタリアン肉バル スオーノ』[両国]

東京エックスのバルサミコ酢煮込み2380円、自家製ピクルス480円。

2019年のオープンから改良を重ねてきたという東京エックスのバルサミコ酢煮込みが名物。「やわらかい酸味と甘みのある豚の脂身が溶け合って、こっくりとした味になるんです。ソースに加えた醤油や白出汁もポイント」と聞いて、深みがあるのにサラリとした後味に納得。一人でもペロリと完食してしまう。

店主の能勢さん。「自分で焼いて楽しむジビエにも力を入れてます」
奥にカウンター席も。

『創作イタリアン肉バル スオーノ』店舗詳細

創作イタリアン肉バル スオーノ
住所:東京都墨田区緑1-28-11イートピア両国ステーションコート1階101/営業時間:11:30~14:00LO・17:30~22:00LO/定休日:日・祝 ※水・土はランチ休み/アクセス:地下鉄大江戸線両国駅からすぐ

昔から変わらず、真面目に丁寧に作り上げる。『洋食 大吉』[浅草橋]

岩中のロースカツ2200円。320gでこの価格は茨城食肉市場直送だからこそ。

トンテキと並び根強い人気を誇る岩中豚のロースカツは、肉の甘みがしっかり感じられるがくどさがなく、さっぱりとした食べ心地に驚く。「昔のまんまだよ」と社長の川島伸之さんは話すが、細部まで手を抜かない誠実さが味に現れている。最上級の食材を使いながら、できる限り抑えた価格にも頭が下がる。

店内から調理風景が見える。
クラシカルな店内。

『洋食 大吉』店舗詳細

洋食大吉(ようしょくだいきち)
住所:東京都台東区柳橋1-30-5-B1/営業時間:11:30〜14:40LO・17:30〜21:20LO(土・日・祝の夜は17:00~20:20LO)/定休日:第2・4土/アクセス:JR・地下鉄浅草橋駅から徒歩2分

口の中で素材とソースが幾重にも絡み合う。『食堂酒場グラシア』[浅草橋]

四日市トンテキ1600円(ランチ価格、昼はご飯、みそ汁、キャベツがお替わり可)。夜は単品で1680円。林SPFを筆頭に国産ブランド豚のロースを使用。ご飯は長野の八重原米。

三重のソウルフード“四日市トンテキ”を発案した元祖『來來憲』の創業者と、調理担当・金村豊さんの父親がじっこんの仲でレシピを伝授されたという。強烈な火力であぶるトンテキは歯ですっとかみ切れるやわらかさ。ラードとニンニクの風味が溶け合った、香ばしい甘さがある複雑な味のソースにもヤミツキ!

鍋をふる金村さん。「元祖の味をぜひ食べに来てください」
落ち着いた店内。

『食堂酒場グラシア』店舗詳細

食堂酒場グラシア
住所:東京都台東区浅草橋2-27-5/営業時間:11:30~13:45LO・18:00~20:30LO/定休日:日・月/アクセス:JR総武線・地下鉄浅草線浅草橋駅から徒歩6分

甘みやうまみが増す、麹の力を実感。『カクウチカフェ フタバ』[蔵前]

醤油麹みりんだれのもも肉2個350円(手前)、甘酒マヨネーズのむね肉2個300円。

角打ちというより酒棚に囲まれたカフェのような空間。多彩なつまみに加え、2022年にオープンした隣接の『からあげサイダーフタバ』のメニューが注文できる。蔵から届く麹に漬け込んだ唐揚げは、ふっくらジューシー。醤油麹みりんや甘酒マヨネーズなど自家製発酵ダレがさらに味を深める。

オーナーの関明泰さん(右)。唐揚げを担当するのは妻の真弓さん(左)。「唐揚げとオリジナルのトップサイダーも相性抜群です」
唐揚げ店はサイダーをイメージした青いのれんが目印。

『カクウチカフェ フタバ』店舗詳細

角打ちフタバ
住所:東京都台東区蔵前4-37-4/営業時間:15:00~21:00LO(金は11:00~、土・日・祝は11:00~20:00LO)/定休日:火・水/アクセス:地下鉄大江戸線蔵前駅から徒歩7分

多くの人を虜にしてきた、本場仕込みの絶品プルコギ。『巨牛荘(きょぎゅうそう) 石原本店』[両国]

プルコギ1人前1700円(注文は2人前から)。サニーレタス、キムチ付き。
馬肉を使った納豆ユッケ1200円、ナムル盛り合わせ600円。
うどん1玉360円。タレを絡めるように焼き上げる。

店主・桜井君平さんの父親が韓国で教わった味を日本人好みにアレンジしたというプルコギ。和牛カルビのスライスはとろけるようにやわらかく、タレの甘みとキムチの酸味が効いて、つい食べ過ぎてしまう悪魔的な味わいだ。さらに、肉やタレのうまみが凝縮した締めのうどんも至福の極み。

2代目の桜井君平さん。肉はスタッフが焼いてくれる。「父が研究を重ねて作り上げた味を守るのみ」

『巨牛荘 石原本店』店舗詳細

巨牛荘 石原本店(きょぎゅうそう いしはらほんてん)
住所:東京都墨田区石原2-12-6/営業時間:18:00~22:00LO/定休日:月・第1・3日/アクセス:地下鉄大江戸線両国駅から徒歩11分

取材・文=井島加恵 撮影=井上洋平、原 幹和
『散歩の達人』2024年2月号より

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