南海電鉄の一般車両「2200系」が25年春引退 約30年前の塗装を復活させさよなら運行実施へ
南海電鉄で一般車両として運行している2200系が2025年春に引退します。同形式から改造され、橋本~極楽橋間で運行する観光列車「天空」を除き、2200系は全廃となります。
2200系は1969年に「22000系」車両として製造。橋本以南の山岳区間を含めた高野線で運用され、1997年にワンマン化、多奈川線などの各支線で運用されてきました。今回引退するのは、車両番号モハ2231、モハ2281、モハ2232、モハ2282の2編成4両です。
同社は「さよなら運行記念」と銘打ち、2200系1編成(モハ2231、モハ2281)に復元塗装を施すとともに2種類のヘッドマークを掲出。2025年1月20日(月)から2025年春まで運行します。運行区間は汐見橋線と高師浜線、多奈川線、加太線、和歌山港線。
復活する塗装は「オリエンタルグリーンの車体にエメラルドグリーンの帯」。22000系車両として運行していた約30年前のものです。ヘッドマークは復元塗装をモチーフにしたもので、車両の前部・後部にそれぞれ掲出します。
2025年1月18日(土)に、住ノ江車庫で復元塗装車両の撮影会を2回開催。「ぶらりたびホームページ」にて、2024年12月12日(木)10時から先着順で申込を受け付けます。参加費は1名6,600円。
さらに翌19日(日)には、汐見橋駅の2番線に2200系復元塗装車両を留置し、外観・内観を自由に撮影ができる「2200系復元デザイン車両お披露目会」(10時~15時)を参加費無料で開催します。
またお披露目会当日は引退記念に新作グッズの販売会を実施。同販売会には、銚子電鉄や和歌山電鐵も参加し、グッズ販売を行うということです。