【リアル給与明細】31歳、債権回収。管理職なのに給料が少ない……。外食をやめるべき?【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【31歳 債権回収業】
【リアル給与明細】31歳、債権回収業の場合
プロフィール
31歳、男性
債権回収業の係長
▼現状
仕事内容は、クレジットカード滞納者に対する督促業務など。
労働時間は月163時間、残業は4.3時間程度。
ボーナスは38万円程度。
【相談内容】管理職ですが、平社員とそれほどお給料が変わらずお給料額には不満があります。2人暮らしで手作りは割高に感じるため、つい外食をしてしまいます。やはり控えたほうがいいですか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、役職についてもあまりお給料が変わらないことを不満に思っているのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約323万円になります。
一方、Indeedの調査によると、債権管理業の平均年収は約551万円です。(2024年11月時点)
*……参考https://jp.indeed.com/career/%E5%82%B5%E6%A8%A9%E7%AE%A1%E7%90%86/salaries
このことから、質問者さんのお給料は、平均よりも低めの水準と言えそうです。
無駄をなくして手作り料理をもっとお得にするコツ
質問者さんはお給料に不満を感じつつも、外食が生活の一部になっている状況とのこと。
外食を控えるべきか、手作りすべきかを考えるときのポイントをお伝えします。
外食は手軽で便利ですが、1食あたりの単価が高くなる傾向があります。
例えば、2人で3,000円の外食を週3回楽しむと、月に約36,000円がかかります。
一方、手作りであれば1食あたり1,000円以内に抑えられることが多く、外食の半額以下に収まる場合がほとんどでしょう。
手作りが割高に感じる場合は、以下の理由が考えられます。
• 食材を使い切れずに無駄にしている
• 割高な食材を多く使っている
• 調味料などの初期コストを負担に感じている
あてはまるようであれば、次のような対策を検討してみましょう。
食材を使い切る方法
食材を無駄にしないために、買い物に行く前に冷蔵庫の中身をチェックしましょう。
1週間の献立を大まかに計画し、同じ食材を複数の料理で使う工夫をすると使い切りやすくなります。
例えば、キャベツをサラダだけでなく炒め物やスープにも活用する、鶏むね肉を焼き物や煮物に使い回すなどの工夫が効果的です。
割高な食材を控える方法
無意識のうちに高額な食材を選んでいませんか?
輸入品やブランド品にこだわらなくても、旬の食材を選んだりスーパーのプライベートブランドを買ったりするだけでもコストを抑えられますよ。
新しい調味料を買わない
基本の調味料(塩、砂糖、酢、醤油、味噌)を使うだけでも、十分美味しい料理が作れます。
特に、一度しか使わないような専用の調味料は買わないよう心がけましょう。
代用できる調味料を調べたり、家にある調味料で工夫したりすることで、余計な出費を防ぐことができます。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも低い水準です。
・手作りの食事が割高に感じる場合は「食材を使い切る」「割高な食材を控える」「新しい調味料を買わない」を意識してみてください。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。