黒木華、映画の主題歌を初めて担当!名曲「夜明けのマイウェイ」をカバー『アイミタガイ』本予告
中條ていによる小説「アイミタガイ」(幻冬舎文庫)が、実力派俳優・黒木華を主演に迎え映画化。草野翔吾監督(『彼女が好きなものは』)による映画『アイミタガイ』が、11月1日(金)より公開される。このたび、本作の主題歌が黒木華による往年の名曲「夜明けのマイウェイ」のカバーに決定。さらにが主題歌が流れる本予告映像も解禁となった。
主演・黒木華×監督・草野翔吾
短編連作集「アイミタガイ」を原作に『台風家族』(19)の市井昌秀が脚本の骨組みを作り、『ツレがうつになりまして。』(11)の故・佐々部清の魂を注いだ企画を受け継いだ草野翔吾監督が一本の映画にした本作。かけがえのない存在だった親友を失い立ち止まってしまった主人公・梓を中心に思いがけない出会いが連鎖し、大きな輪になっていく群像劇となっている。
主題歌は、黒木華が歌う「夜明けのマイウェイ」に決定!
70年代に放映された連続ドラマの主題歌として、俳優であり音楽家の荒木一郎が作詞・作曲した楽曲「夜明けのマイウェイ」は、脚本の制作段階から主題歌として制作陣の念頭にあったという思い入れの強い一曲。前向きなメッセージが込められた歌詞が驚くほどに物語と重なるこの曲をキャスティング前からカバーしたい意向はあったが、誰が歌うべきかを検討していた時、黒木が演じる主人公・梓を見て、やはり梓本人が歌うべきではないかと考えた結果、主演の黒木がボーカルも担当する運びとなった。これまで、CMやバラエティ番組でその透き通るような歌声を披露してきた黒木だが、映画の主題歌を担当するのは今回が初となる。
不慮の事故により親友・叶海(藤間爽子)を失い立ち止まってしまった主人公・梓(黒木華)を軸に、梓の恋人・澄人(中村蒼)をはじめ、梓を巡る人々の想いが巡り大きな輪になっていく本作にふさわしく、「悲しみをいくつかのりこえてみました」という印象的な歌詞から始まる本楽曲。「高らかに歌い上げるのではなく、プライベートで語りかけるようなイメージにしたい」という監督の希望のもとアレンジが加えられ、登場人物たちの未来、延いては等身大の日常が描かれたこの映画と地続きに続いていく観客一人一人の日常も照らすような柔らく温もり溢れる黒木の歌声が、物語の余韻を包み込む珠玉のバラードとなった。
まさか自分が主題歌を歌わせていただくことになるとは思わず、とても緊張しています。
歌唱指導の先生のおかげでなんとか形になりました。温かい気持ちで聞いていただけると嬉しいです。
(黒木華)
本予告は、梓と、中学時代からいつも傍らで背中を押してくれていた親友・叶海との突然の別れから幕を開ける。心の支えを失って立ち止まってしまった梓は、返事がくることはないとわかっていても叶海にメッセージを送り続けていた。そして、そんな梓を支えたいと願う恋人の澄人、梓の叔母(安藤玉恵)、ある過去を抱えた老婦人こみち(草笛光子)、叶海を失った両親・優作(田口トモロヲ)と朋子(西田尚美)、叶海と生前に関わりのあった児童養護施設の所長(松本利夫)らの姿が次々と映し出され、物語は動き始める。「残された人々の想いが繋がり、小さな奇跡が起こる」というナレーションの直後、叶海へ宛てた読まれるはずのないメッセージに一斉に既読がついて……。
梓の祖母・綾子(風吹ジュン)が、“相身互い”とは「気がついてないだけで、色んな想いが巡って、自分のところに届いているんよ」と優しく語りかける通り、一期一会の連鎖が思いもよらない幸せの歯車を動かしていく。最後に、笑顔を浮かべながら涙を拭う梓の元に届いた想いとは―。登場人物たちの悲しみや喜びに優しく寄り添うように流れる主題歌が涙を誘い、感動のその先に待ち受けるラストに期待が高まる映像となっている。
『アイミタガイ』は11月1日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー