ロッテの2025「年男」三塁レギュラー目指す上田希由翔、唐川侑己&益田直也のベテランコンビにも注目
飛躍の年としたい上田希由翔
2025年に「年男」を迎えるのは、2001年生まれの24歳、1989年生まれの36歳となる選手たちだ。2025年の干支は「巳」。巳年生まれの年男たちを球団ごとに紹介していく。今回は吉井理人体制3年目を迎えるロッテの選手を取り上げる(支配下選手のみ)。
ロッテ野手陣では、2年目の上田希由翔が唯一の「年男」。明治大からドラフト1位で入団した昨季は開幕一軍こそ逃したが、4月3日のソフトバンク戦でプロ初スタメン。翌4日の同戦で初安打を記録し、同12日の楽天戦で初打点もマークするなど上々のデビューを飾ったが、その後は苦戦を強いられ4月25日に二軍へ降格となった。
6月14日に一軍へ再昇格したものの、7月2日の日本ハム戦で右脚を痛めて戦線を離脱し、そのまま一軍に戻ることなく1年目を終えた。ルーキーイヤーは21試合に出場し、打率.259、0本塁打、7打点の成績だった。
昨年のドラフトでは大学時代に三遊間を組んだ1学年下の後輩、宗山塁が楽天へ鳴り物入りで入団。先輩として先を越されるわけにはいかないだけに、2年目の今季はサードの定位置確保を目指したい。
投手は高卒6年目の横山陸人とベテラン唐川侑己&益田直也コンビが年男
一方の投手陣では、ベテラン唐川侑己と益田直也の1988年生まれコンビと、2000年生まれ、高卒6年目の横山陸人が年男だ。
唐川は昨季、先発として2年ぶりに白星を挙げるなど8試合に登板し、3勝2敗、防御率2.37。春に肩を痛めるなどシーズン通じての活躍とはいかなかったが、先発再転向に確かな手ごたえを得た1年となった。今季も老練な投球術でチームに勝利をもたらすピッチングを披露する。
益田は昨季、開幕直後は投球フォームが定まらず、4月に出場選手登録を抹消されるなど苦しんだが徐々に持ち直し、6月26日の楽天戦で通算228セーブ目を記録して球団記録を更新。終わってみれば44試合に登板してリーグ3位の25セーブを挙げ、防御率2.59をマークした。
名球会入りの資格を得る250セーブまではあと「7」。佐々木主浩、高津臣吾、岩瀬仁紀に次ぐ史上4人目の快挙達成が目前に迫っている。今季は開幕から守護神として君臨し、レジェンドたちの仲間入りを早期に果たしたいところだ。
高卒6年目を迎える横山は昨季43試合に登板して3勝1敗3セーブ18ホールド、防御率1.71とキャリアハイの成績を残し、侍ジャパンにも選出された。同期入団の佐々木朗希は今季からメジャーへ挑戦するため、投手陣全体でその穴を埋める必要があるだろう。横山もさらに登板数を伸ばし、ブルペンの柱へと成長することが期待される。
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記事:SPAIA編集部