新『ベスト・キッド』予告編が初公開 ─ 『ベスト・キッド』ユニバースが融合、空手とカンフーが融合
『ベスト・キッド』シリーズ最新作『Karate Kid: Legends(原題)』の初となる予告編が公開された。
本作は、1980年代に公開され人気を博した本家『ベスト・キッド』シリーズ&スピンオフドラマ「コブラ会」のダニエル・ラルーソー(ラルフ・マッチオ)と、2010年に公開されたリメイク版のミスター・ハン(ジャッキー・チェン)が登場し、これまで別々とされてきた2つの世界が初めて交わる注目作。ダニエル&ハンが夢のタッグを組み、新主人公リー(ベン・ワン)に指導を行う様子が描かれる。公式のあらすじは以下の通りだ。
「家族の悲劇の後、カンフーの天才少年リー・フォンは北京の自宅を追われ、母親と共にニューヨークへの移住を余儀なくされる。リーは新しいクラスメイトたちに馴染もうと努力しながら、過去の出来事を忘れるため奮闘。争いを望んでいないにもかかわらず、彼の周りではトラブルがつきまとう。
新しい友人に助けを求められたリーは空手大会に出場することになるが、自分のスキルだけでは十分でない。リーのカンフーの師匠であるミスター・ハンは、オリジナル版『ベスト・キッド』のダニエル・ラルーソーに協力を要請。リーは2つのスタイルを融合させた新たな戦い方を学び、究極の格闘技対決に挑む。」
予告編は、ハンの「我々の伝統は歴史に根ざしている。カンフー、空手。その木は力強く成長する」というナレーションから始まり、彼が弟子たちを指導する場面が映し出される。その後ハンは、ダニエルが故ミスター・ミヤギの意思を受け継いで再興したミヤギ道場を訪問。ダニエルが「ミスター・ミヤギを知っているんですか?」と尋ねると、ハンは「ミヤギ先生ではなく、あなたに会いに来ました」と答える。
場面はニューヨークに移り、リーが地下鉄で絡まれるシーンや、トレーニングを行うシーンが流れた後、ダニエルとの対面が描かれる。ハンはダニエルに対し、リーは「私にとって、ミヤギ先生にとってのあなたのような存在です」と説明する。
ダニエルから空手を、ハンからカンフーの指導を受けるリーは、「これは僕たち全員のためだ。どんなことでもやります」と決意。本シリーズならではのアクロバティックな空手アクションを繰り広げ、ダニエル&ハンの格闘シーンも展開される。終盤では、ダニエルが盆栽が刺繍されたハチマキをリーに渡し、共に「2つの枝。1の木」と唱えるシーンが登場。2つの伝統、そして2つの世界観が融合する本作のテーマを象徴しているようだ。
キャストはそのほか、(2019-)のミンナ・ウェン、「クルーエル・サマー」(2021-2023)のセイディー・スタンリーらが出演。監督は「このサイテーな世界の終わり」(2017-2019)などで知られるジョナサン・エントウィッスル、脚本は『ピーターラビット』(2018)のロブ・リーバーが務める。
映画『Karate Kid: Legends(原題)』は2025年5月30日に米国公開予定。