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【佐倉市】学校に悩む親と子の居場所 誰もがありのままで「にこのたまごの会」

チイコミ!

【佐倉市】学校に悩む親と子の居場所 誰もがありのままで「にこのたまごの会」

わが子が学校に行かない選択をしたら?

月に1回、 誰でも集まれる親子フリースペース「にこたまカフェ」 を開催する、にこのたまごの会を訪ねました。

子も親も自分のペースで過ごせる場所

にこのたまごの会スタッフ(左から)石渡恵さん、草西麻純さん、水嶋恵里さん、平井美穂さん
中学生の参加者が描いた看板がお出迎え

「保健室登校の当時小4の娘を迎えに行ったら、お向かいの水嶋さん親子がいたんです。お互い子どもが学校に行かないのは心配だよね、親子で過ごせる場所が欲しいね、というのが始まりでした」と話すのは、にこのたまごの会(にこたま)代表の草西さん。

2022年に2家族で活動を始め、23年には同じ思いの平井さんと石渡さんが参加。

現在、8家族が登録、活動しています。

ビジターでの参加も可能。

毎月第2土曜日に集まって、子どもたちはおもちゃやゲームで遊んだり、静かに絵を描いたり。

大人たちはその横で、おしゃべりを楽しみます。

子どもたちは自由に遊ぶ

学校に行かない選択した子、親は自信を

GWにはみんなでキャンプも

こども家庭庁によると、小中学校で不登校の児童・生徒は約30万人。

本人も理由が分からないということも多いそう。

学校への葛藤から食事が取れなくなる子も多く、「それでも親は、やせ細ったわが子を学校に引きずって行こうとする。私もそうでした」と、平井さんは振り返ります。

「子どもは命懸けでSOSを発している。だから、ここは家から出て他の人たちと会えたらよし、とする空間なんです」(草西さん)子どもが学校に行かない=将来への不安、という固定観念に不登校の子を持つ親は苦しむといいます。

「でも『学校に行かない選択をした子』に親は自信を持っていい。だれもが自分のままでOK!という社会になってほしいです」(石渡さん)学校に子どもが合わせるのではなく、学校が子ども一人一人に合った教育を受けられる場になったらいいな、というのがにこたまの夢。

今年1月の「夢みる小学校」上映会には192人が来場。

上映後には涙ながらに気持ちを語る人もいて「同じ思いの人がこんなにいるんだ」と実感したそうです。

6月22、23日には、続編「夢みる校長先生」上映を企画。

「ありのままでいられる子どもファースト」な学校を考えます。

「不登校の親子はもちろん、教育関係者や、興味を持つすべての人に見てほしいです」と草西さんは話してくれました。

「夢みる校長先生」のチラシ

にこたまカフェ
日時/7月13日(土)
   午後2時~午後5時(毎月第2土曜)
場所/楽読佐倉スクール
住所/千葉県佐倉市王子台3-7-5 マザービル302
料金/大人100円、子ども無料

「夢みる校長先生」上映会
日時/6月22日(土)・23日(日)
   両日とも午前11時~/午後2時半~
   ※上映後にシェア会あり(自由参加)
場所/佐倉市立美術館
住所/千葉県佐倉市新町210
料金/大人1000円、18歳以下無料

問い合わせ・カフェと上映会の申し込み
申し込みフォーム/https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeASzm9W5bCZ1HxnqmAy2VGvzFzhhRratJ60jgfahKbv23FCQ/viewform
メール/niconotamago@gmail.com
電話番号/080-3911-0818 石渡

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