【茅ヶ崎市】サザンビーチちがさき海水浴場 来場者数が微減 猛暑や花火大会中止で
茅ヶ崎市はこのほど、今夏(7月5日から8月31日までの58日間)のサザンビーチちがさき海水浴場の来場者数が11万3000人だったと発表した。前年度と比べて、4500人の減少となった。
サザンビーチでは今年もバリアフリービーチを実施した。水陸両用車イスの貸し出しのほか、砂浜にバリアフリーマットを設置。駐車場からのアクセスも容易にした。
また、道の駅湘南ちがさきが7月に開業したことにともなう市内観光の増加、週末と祝祭日の海の家開設時間を1時間延長するなどのプラス要因があった。
一方、カムチャツカ半島地震による津波や台風9号の影響とそれに伴うサザンビーチちがさき花火大会の中止、昨年に続いての危険な猛暑などのマイナス要因があり、前年度比微減になったと、市産業観光課担当者は推測する。
こうしたなか、市は安全・安心な海水浴場へ向け、「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」の情報を反映した『サザンビーチちがさき海水浴場津波避難マップ』を配布し、非常時の避難方法などについて周知を図った。また、毎週1回程度、ライフセーバーや海の家のスタッフを中心に来場者とともに、「津波避難フラッグ」を用いた避難誘導訓練などを実施した。