『トップガン』グレン・パウエル、『ムファサ』バリー・ジェンキンス監督の新作SFスリラーで主演 ─ 『リメンバー・ミー』脚本家による物語
『トップガン マーヴェリック』(2022)のハングマン役で注目され、ここ近年で目ざましい活躍を続けているグレン・パウエルが、『ライオン・キング:ムファサ』(2024)のバリー・ジェンキンス監督と、SFスリラー映画『The Natural Order(原題)』でタッグを組むことが明らかとなった。米が報じている。
本企画は、マシュー・オルドリッチの新作小説を基に映画化する予定で、情報筋によると、2025年3月第2週にユニバーサルは作品の権利を事前に取得していたという。オルドリッリは、ピクサー映画『リメンバー・ミー』(2017)『ミッシング・レポート』(2018)などで脚本を手がけている。
ストーリーの詳細は伏せられているが、永遠の命を追い求めることを中心に描く格調高いSFスリラーと称されている。ジェンキンスとオルドリッチが、オルドリッチによる未発表の原稿を基に脚本を手掛ける。
このプロジェクトは、パウエルとダン・コーエンが先月スタートしたユニバーサルとのファーストルック契約に基づき、彼らの新会社Barnstorm傘下で製作する初の作品となる。また、ジェンキンスとオルドリッチ、パウエルの3人を結びつけたジュエル・キーツ・ロスもプロデューサーとして交渉中。ロスは、サンダンス映画祭のグランプリ受賞作『Sujo(原題)』をプロデュースした精悦。ユニバーサルで製作開発担当上級副社長を務めるエリック・バイアーズが監修する。
関係者によると、ジェンキンスとパウエル、オルドリッチは、しばらく前から本企画の開発を進めており、最近になって市場に持ち込んだとのこと。財務上の数字は明かされていないが、関係者は、ハリウッドの大スターと受賞監督が新ジャンルに挑む本プロジェクトは、見逃せない絶好の機会だと語っている。
パウエルは、『ツイスターズ』(2024)『恋するプリテンダー』(2023)でスマッシュヒットを放ち、主演・脚本・製作を担った『ヒットマン』(2023)は高い評価を得た。現在、SFアクション映画『バトルランナー』のリメイク版を撮影中で、破竹の勢いで活躍を続けている。
ジェンキンスは、監督・脚本を手がけた『ムーンライト』(2016)でアカデミー賞作品賞・脚色賞に輝き、『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)「地下鉄道 ~自由への旅路~」(2021)など、社会派の秀作を次々に生み出している。
感情的に深みのあるストーリーテリングを得意とするジェンキンスの演出で、幅広い役柄をこなすパウエルが、SFスリラー映画でどんな演技を見せてくれるのか期待が高まる。
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