小学生男子が思春期に起こる変化で今悩んでいることとは?【12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育】
小学生男子、いま悩んでいること
小学校高学年あたりになると、「急に背が伸びてきた」「毛が生えてきた」「声が変」「ニキビができた」という変化を自分自身で感じるかもしれません。他にも「なんだか、大人のいうことを素直に聞けない」「落ち着かない、イライラしてしまう」「ちょっとしたことで、落ち込んでしまう」という心の悩みを抱えているかもしれません。これらは、大人になるための成長のあかし。
とくに「毛が生えた」もしくは「生えていない」というのは、小学生男子の大きな悩みのひとつ。高学年では、修学旅行などで、みんなでお風呂に入る機会があったりすると、気になってしまうかもしれません。
寝て起きたら急に大人になっていたということはなく、体と心は少しずつゆっくりと変化していきます。個人差もあり、みんなが同じ成長スピードではありません。自分はまだ体の変化がないと焦らなくてよいですし、周りよりも早く変化が訪れたからといって恥ずかしがったり、隠したりする必要はありません。これからおとずれる思春期に、どんな体と心の変化があるのか、どうやって大人になっていくのかを本章で紹介します。
思春期に起こる変化
【出典】『12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育』著: 高橋幸子