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可憐に咲く、薄桃色 大磯小桜が見頃〈大磯町・二宮町・中井町〉

タウンニュース

大磯運動公園の大磯小桜(4月5日撮影)

大磯運動公園の「大磯小桜」が4月上旬に満開を迎えた。昨年よりも1週間ほど遅い見頃。

この桜は同町在住の齊藤廣昭さんが20年以上前から育成し、地域に広めてきたもの。2004年から植樹を始め、運動公園内の南側斜面や駐車場の近くなど少しずつ増やしてきた。公園内に約40本が植っているという。

植樹は九州でも

大磯町出身で、苗木の植樹や保全を行う「大磯小桜会」のメンバーでもある荒木睦さんは、2021年に娘が誕生したのをきっかけに苗木の譲渡会に応募。大磯町と2拠点生活しているという長崎県島原市のみかん畑に大磯小桜を植樹した。

「結婚して、夫の地元の島原市との縁ができた。植樹した場所は海が近い、高台のみかん畑で、少し大磯に似ています」と荒木さん。同会の齊藤さんの活動に賛同し、県外に大磯小桜を広める活動を積極的に行っている。

島原の大磯小桜は今年、植樹後初めて開花したといい、「驚くほどすくすく育ち、1mくらいの苗木が今では3mほど。気候が合っていたということかもしれない。島原でも増やしていきたいです」と話していた。

3月下旬、大磯小桜の様子を見に運動公園を訪れていた荒木さん母娘

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