競技かるたの全国大会 四日市市内の小学生3人が出場
11月に福井県で開催された「第47回全国小・中学生競技かるた選手権福井大会」(福井県かるた協会、福井新聞社主催)に井倉七菜花さん(神前小5年)と妹の早紗乃さん(神前小4年)、國保真智さん(保々小4年)の3人が出場した。小学5年生の部で井倉さん、小学4年生の部で國保さんが3位に入賞した。
3人は12月26日、三重県かるた協会、三重若菜会の太田富夫会長と一緒に、四日市市役所を訪れ、同市の森智広市長に大会の結果報告や普段の様子などを話した。競技かるたは「小倉百人一首」のかるたの札を使う。3人は、アニメ「ちはやふる」を見たことがきっかけで競技かるたに興味を持ったそうで、今年4月に練習会に参加し、大会出場を目指した。
大会開催地の福井県は、競技かるたが盛んな地域。小学5年生の部で3位入賞の井倉七菜花さんは、「1回戦は、めちゃくちゃ緊張してました」と大会を振り返る。対戦相手が緊張をほぐしてくれたりもして、調子を上げていった。全日本かるた協会が定める段階で格上である「B級」の出場者との対戦もあり、強さを目の当たりにした。出場前は、「あまり自信がなかった」というが、「負けた人に次の大会で勝ちたいです」と闘志を燃やす。妹の早紗乃さんは、「最初は緊張していました」と話した。「すごく強い相手だったけど、ねばることができました」と自身の競技を振り返り、「次の大会では3位以上に入りたい」と目標を話していた。
小学4年生の部で3位に入賞した國保真智さんは「1回戦の相手は勢いがすごかったけど勝てました」と振り返る。2回戦では、早紗乃さんと対戦し勝ち上がってきた相手に勝利したという。1月の大会に出場して、昇級を狙う。
市役所訪問時には、競技に使われる「小倉百人一首」のかるたの札を持って、競技のルールなどについても、森市長に説明した3人。大会での奮闘ぶりを聞いた森市長は「将来が楽しみですね。これからも報告を楽しみしています」と笑顔で話していた。