3月15日開業のJR越後線・上所駅、開業式典が開催 中原市長「新たな街づくりのさらなる第一歩に」(新潟市中央区)
上所駅(2025年3月9日撮影)
JR越後線・上所駅(新潟市中央区)が3月15日に開業する。これに先立ち9日、新潟ユニゾンプラザで開業式典が実施され、関係者や地元住民などが参加した。
上所駅はJR越後線の新潟駅と白山駅の間に開業する。元々、新潟駅と白山駅の間は越後線のほかの駅と比べて長く、30年ほど前から駅設置を求める声があった。そして2017年、上所校区コミュニティ協議会が県や市、JRへ署名を提出し、新設案が本格化した。
上所駅のホームは2面2線相対式、ホーム長は125メートル。乗降者数は1日あたり約4,600人を想定する。なお、駅名標や乗車駅証明書の発行機、構内のベンチは個性的なデザインとなっているが、これには地元・新潟南高等学校の生徒たちが関わった。
9日に行われた開業式典、テープカットの様子
新潟南高校の生徒たちは、駅名標のデザインにも関わった
左から、上所校区コミュニティ協議会の高島清会長、新潟市の中原八一市長、JR東日本の白山弘子新潟支社長
9日に開催された開業式典には関係者や地元住民などが参加。新潟南高校の生徒たちも登壇して駅を解説したほか、ダンスや吹奏楽の演奏も披露して式典を彩った。
新潟市の中原八一市長は「新潟市としても、新たな街づくりのさらなる第一歩になるものと考えている。隣接する土地は開発が進み、人口も増えている。今回の上所駅の設置によって、さらにこの地域の開発が進んで、定住人口や交流人口が増えてくれることを願っている」と期待した。
JR東日本の白山弘子新潟支社長は「まずは地域の皆様に長く愛される駅として使っていただきたい。(上所駅周辺は)人口も増えているエリアと認識している。新潟市全体の賑わいにも効果を発揮すると期待している」と語った。