神橋小学校 米粉のうどん作りに挑戦 丸亀製麺がサポート〈横浜市神奈川区〉
神橋小学校5年2組は2月29日、米粉を使ったうどん作りに挑戦した。
バケツ稲作りを行う5年生では、総合の学習で米を使った取り組みを各クラスで考案し、せんべい作りや米ぬかを使った石鹸作りなどを実践した。5年2組では、米粉を使ったうどん作りに挑戦。ところが、米粉の麺は短く切れやすく、うどん作りは難航していた。
そこに救いの手を差し伸べたのが丸亀製麺だ。昨年末に出前授業を行い、うどん作りのポイントをアドバイス。丸亀製麺の全国約1500人の麺職人の中で一人だけに与えられる称号の麺匠である藤本智美さんも来校し、麺作りへの情熱なども講義した。2月に再度行われた麺作りでは、藤本さんたちが考案した米粉と片栗粉の分量など、秘伝のレシピを伝授され「グラム単位で質感が変わるので、丁寧に作業することが大切」との藤本さんの教えに従って、うどん作りに挑戦した。
モチモチ麺に
児童たちは、苦戦しながらも協力し合い、うどんが無事に完成。山田涼さんは「前より麺がモチモチで千切れなくなった。生地をこねるのが難しくて、綺麗にできる麺匠はすごいと思った」と振り返った。柳川昴聖くんも「上手にできた。丸亀製麺と同じ味になった」と笑顔を見せた。
藤本さんは、「前回よりも子どもたちは成長していた。前向きに挑戦してくれて嬉しい。うどん作りの楽しさと難しさを体感してもらえたのでは」と話した。