眠れるひな人形、一堂に 日吉出張所で
日吉出張所(幸区南加瀬)は同合同庁舎1階タウンホールで、地域住民の家庭で眠っていたひな人形を展示している。期間は3月14日(金)までの平日午前8時30分から午後5時(3月1日(土)と2日(日)は、午前9時から午後5時)。
地域に還元を
地域の人々と協力して喜んでもらえることをしようと、職員が発案したもの。「娘がもう結婚して家にいない」、「素敵なひな人形なのに飾っても見る人がいない」といった悩みを持つ地域住民に声をかけたところ、家庭で眠っていたひな人形の寄贈が実現した。
展示されているのは、南加瀬夢見ヶ崎町内会会長の深瀬武さん、小倉上町内会会長の佐野禎彦さん、ほか1人から寄贈された3つのひな人形。さいわい加瀬山の会の成川七郎さんからは、加瀬山の竹を使った柵の寄贈を受けた。
同ホールではひな人形の展示とともに、春らしい音楽を流して、来庁者が心を休められるような空間作りに努めている。3つそれぞれにお内裏様とおひな様の表情、着物や調度品の風合いが違うのが見どころ。担当者は「既に好評の声をたくさんいただいているので、ぜひ一度立派なひな人形を見にきてほしい」と話した。