大人の女性に人気のジャズが流れる居酒屋『酒旬菜Dining 喜庵』 尼崎市
JR立花駅近くの線路沿いにありながら、一歩入ると外の喧騒が嘘のような空間が広がる隠れ家的居酒屋『酒旬菜Dining 喜庵』(尼崎市)を見つけたので、さっそく取材に行ってきました。
門から入ると小さな庭に包まれたアプローチをがあり、柔らかな間接照明が雰囲気をぐっと引き上げてくれテンションが上がります。
店内はカウンター席と掘りごたつ式のテーブル席の両方があり、1人から複数まで利用しやしすい仕様となっています。ピアノジャスが流れるおしゃれで落ち着いた空間で、お客さんは6~7割ほどが女性の方だそうです。
兵庫県出身の店主は20歳で料理人を目指し調理師専門学校卒業後、一度はフランス料理店に就職されましたが、自分には醤油や味噌など慣れ親しんだ和食のほうが合っていると気付き、大阪の居酒屋や割烹屋などで20年以上腕を磨かれ2017年に同店をオープンされました。ご夫婦で切り盛りされているお店で、兵庫県産の純米酒とオーガニック食材にこだわり、素材の味を生かした「体に優しい」料理を提供されています。
今回は訪れたお客さんがほとんど注文するという女将さんイチオシの「蓮根まんじゅう」と、お肉自体が甘くてジューシーだという「但馬鶏ももの塩焼きかぼす胡椒添え」の2品をオーダーしました。
「蓮根まんじゅう」は、すりおろした蓮根にカツオと昆布でとった出汁と吉野葛を合わせて練り込んだもので、常連さんの中には1人で2個ペロリと食べられる方もおられるそう。
蓮根はすりおろした部分はふわふわで、細かく刻んだ部分はシャキシャキとしていて食感の違いも楽しめますし、何より優しい出汁の味がたまらない吉野葛の餡が身体に染み渡り大変美味であっという間に完食してしまいました。
店主は「自分たちが食べて納得したものだけを提供したい」との思いから食材や調味料も国産のものを使われています。「但馬鶏ももの塩焼きかぼす胡椒添え」もその一つで、店主が食べて美味しいと唸った但馬鶏とミネラル豊富な国産の海洋深層水の塩を使用。珍しいかぼす胡椒は柚子胡椒よりもさっぱり感があるのだとか。
まずは、何もつけずそのままいただくと皮はパリパリでお肉はとってもジューシーで海洋深層水の塩が素材の良さをさらに引き上げています。
次にかぼす胡椒をのせていただくと、ピリッとした辛味とかぼすの爽やかな香りが病みつきになります。お酒好きな方は、このかぼす胡椒をあてに呑まれるそうなのですが納得の味わいです。
同店では季節ごとの日本酒が気軽に楽しめる「純米酒呑み比べセット」があり、日本酒好きの方にはお得な内容になっています。ほかにも無農薬で作られた柚子やレモンのシロップを使った酎ハイなどもあり健康志向の方も安心して飲めるドリンクも豊富に揃えられています。
また、11月1日からは今年で6年目となる「おせち」の予約もスタートされるそうなので、気になる方はお店にご確認ください。
場所
酒旬菜Dining 喜庵
(尼崎市立花町1-23-30 1F)
営業時間
17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日
水曜日、第3火曜日