『ウルトラマンオメガ』オオキダソラトのここが好き!「ソラ」から落ちてきた、心優しき宇宙人の魅力を3つに分けて解説!
2025年7月5日(土)からテレ東系6局ネット発、世界同時期放送&配信中のシリーズ最新作『ウルトラマンオメガ』。
ヒーローも怪獣も存在しない地球に、突然「ソラ」から落ちてきた宇宙人「オメガ」。それまでの記憶を失ったオメガは、「ソラト」と名付けられた地球人の姿で、初めて触れ合う生き物「地球人」を理解しようと、興味津々に人々を見つめます。
時を同じくして、地球に次々と出現する巨大生物「怪獣」。ソラトは、赤き宇宙ブーメラン「オメガスラッガー」をシンボルに持つ”ウルトラマンオメガ”に変身し、シャープでパワフルな戦いを繰り広げます。
筆者が何よりも伝えたいのは、本作の主人公であるオオキダ ソラトが魅力の塊であるということ! 好奇心旺盛な姿や真っ直ぐに敵を見つめる瞳など、思わず好きになってしまうポイントが満載です。
今回はそんなソラトの魅力を大きく3つに分けて解説! 見つめ合い響き合う心を通して、ソラトの魅力を再発見していきましょう。
ほんわかと頼もしさのバランス
普段はのほほんとした雰囲気を醸し出しているソラト。普段の話し方もゆったりとしていて、地球の言葉に慣れていない様子です。
第1話「宇宙人がやってきた」では、高校時代男子100m走3位に輝いたコウセイよりも速く走って現場に向かう姿が描かれました。細かい描写ですが、人間よりもはるかに速く走る姿はソラトが宇宙人であることを再確認させられます。出会った時のほんわかとした雰囲気から一変して、怪獣の出現を察知したらスイッチが入ったかのようにカッコいい姿を見せてくれるのです。
また第4話「爪痕の謎を追え」では、刃爪怪獣テリジラスに対して挑発して誘き寄せるなど、戦意を剥き出しにする姿も見られました。怪獣を目の前にした途端に戦士の顔つきになるソラト、何度見てもかっこいいです!
地球のことを学ぼうとする姿勢
ソラトは地球に来たばかりでまだ知らないことがたくさんあります。コウセイと最初に出会った時は、部屋にある様々なモノの名前を聞いていました。
時が経つにつれて時代劇を見たり、言葉について学んだり……。右も左もわからない地球という場所でいろいろなことに興味と関心を持って生活している様子が伺えます。中でも、食べ物には興味津々なようで、コウセイに「北京ダックが食べたい」と言って困らせている場面もありました。第5話では野菜に対してちょっと嫌そうな顔を見せています。宇宙人でも好き嫌いはあるようです。
第8話「霧降山の伝説」では、ゴーストライダーズの3人と「ユピアイエー」「ユピアイオー」の掛け合いを楽しむ姿も。すごくノリノリでやっていて、可愛かったですよね!
出会った人への優しさ
出会った人々に対して思いやりがあるのもソラトの魅力の一つです。
第5話「ミコとミコト」では、初めてのおつかいに挑戦し、届け先で少女のミコと出会います。
私が心を奪われたのは、伝説蛇獣オオヘビヌシノミコトとソラトが初めての出会いを果たしたシーン。ミコトがお腹を空かせていると知ると、ミコ1人では到底運べない量の餌をすぐに走って持ってきたのです。なんという気遣い……!
その後、ソラトはミコの命を守るためにミコトと戦うことに。ミコトは暴走しているフリをして、まるで自ら倒されることを望んでいるかのようです。ミコトの気持ちを汲み取ったソラトは「友達を守るにはああするしかないって思ったのかも」。必ずしも怪獣たちを倒すことが解決策ではないと気づいた様子でした。
そして、第6話「怪獣のさがしもの」では猛突怪獣ゲドラゴを倒さず、山に戻す選択をします。心の中でミコトとの戦いを思い出していたのかもしれません。
また、第13話「アユ姉にバレちゃった!」で倉庫に迷い込んでしまった友好珍獣ピグモンを元の島に帰す場面も。ソラトにしかできないことであり、「俺がひとっ飛びして島に帰してくるよ」と言うところも含めて、彼の優しさが滲んでいると感じました。
おわりに
ソラトは記憶喪失という状況に対しても悲観的にならず、色々なことを学んで、楽しもうとしています。出会った人たちに「幸せでいてほしい」と願うところや、その人たちのやりたいことを尊重する姿に心を動かされる方は多いはず。
怪特隊が結成され、新しいメテオカイジュウ・ヴァルジェネスも加わり、ますますパワーアップしていくソラト。少しずつ過去の記憶も明らかになってきていますが、完全に記憶を取り戻したソラトは何を思うのか……?
これから明かされるであろうソラトの過去はもちろん、成長し続ける彼の新しい魅力にも注目していきましょう!
[文/瀬里なずな]