老若男女57組が熱唱 衣笠商店街で初ののど自慢大会
聴いてください、私の十八番――。
衣笠商店街で9月16日、初の「のど自慢大会」が開かれた。商店街に足を運ぶきっかけにしてもらおうと有志が企画。老若男女57組が特設ステージに上がり、自慢の歌声を披露した。
同商店街では「みんなで健康・長寿」を合言葉に毎日午後3時に商店主や買い物客が一斉にラジオ体操に取り組むなど、健康増進を兼ねた賑わい創出に力を入れている。のど自慢大会も参加者が人前で歌声を披露し、日頃の活力にしてもらうことを念頭に企画した。
この日は6〜88歳の男女がエントリー。演歌や民謡、ポップスなど思い思いの得意曲を選んだ。飛び入り参加で「かもめが翔んだ日」を披露した田辺紬(つむぎ)さん(10)は「緊張したけど、思い切り歌えてすっきりした」と笑顔を見せた。企画した同仲通り商店街の中西真理理事長は「想定以上の参加者数だった。コロナ禍を経てこういうイベントも開けるようになったので、今後も継続したい」と話した。