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【7/20(日)開催】旅するひとづくり・まちづくりフォーラム ~ 玉島清心町商店街を起点とした実践を聞いて、自分の暮らす地域に持ち帰ろう

倉敷とことこ

【7/20(日)開催】旅するひとづくり・まちづくりフォーラム ~ 玉島清心町商店街を起点とした実践を聞いて、自分の暮らす地域に持ち帰ろう

新型コロナウイルス感染症拡大防止期間を経て「人と人をつなぐ」「場を作る」といった活動に価値を感じ、取り組む人がクローズアップされることが増えてきているように感じます。

岡山県内では「ひとづくり」や「まちづくり」をキーワードに、地域を盛り上げるスポットを会場に開催する「旅するひとづくり・まちづくりフォーラム」が、年に数回開催されています。

2025年7月20日(日)の会場は、玉島にある清心町商店街を起点としたエリア。

フォーラムの会場として清心町商店街が選ばれた理由や、当日の目玉企画を紹介します。

「旅するひとづくり・まちづくりフォーラム」とは

旅するひとづくり・まちづくりフォーラムは、各地域の特色や課題に沿った実践紹介や参加者同士の交流を通じて、より良い地域へつながる一歩を踏み出すことを目的としたフォーラムです。

2021年に岡山県教育委員会の主催で始まったフォーラムですが、2023年からは教育関係者などを中心としたメンバーで構成された「ひとづくり・まちづくりフォーラム実行委員会」に主催団体を変えながら途切れることなく続いています。

最大の特徴は、タイトルのとおり、フォーラムの会場自体が岡山県内を旅して各地域を会場に開催されていること。

2025年7月20日(日)の会場となる倉敷市玉島は、七か所目の開催地。
玉島清心町商店街を中心とした地域に焦点を当てて、清心町商店街と玉島市民交流センター第2会議室を会場に、以下のプログラムが予定されています。

・まち歩き(清心町商店街)
・実践発表(玉島市民交流センター)
・交流タイム(玉島市民交流センター)

詳細は、以下の画像を確認してください。

参加費は無料ですが、事前申し込みが必要です。

実行委員へのインタビュー

川崎好美さん

ひとづくり・まちづくりフォーラム実行委員会の川崎好美(かわさき よしみ)さんに、玉島の清心町商店街をフォーラムの会場にした理由や、当日の楽しみかたを聞きました。

──今回のフォーラムの開催地に、玉島を選んだ理由を教えてください

川崎(敬称略)──

玉島には、2021年から地域の若手経営者が集う「Tamashima Innovation Meeting~玉島と企業の未来を考える会~」という試みがあります。そこでは現在、地域の学生と協働で12年前に廃業した銭湯「みなと湯」の跡地を有効活用するプロジェクト「タマシマリバイバルプロジェクト」(以下、「タマリバプロジェクト」と記載)が進行しています。

2025年1月に聞いたタマリバプロジェクトの成果発表会が大変興味深かったので、玉島に興味をもちました。

玉島は、幼稚園から大学までの教育資源があり、さまざまな年代が地域に携われる環境です。
地域の人たちも、清心町商店街をフィールドに人と人をつないだり、場を提供したりする暮らしを営んでいます。このような取り組みを、より多くの人に知っていただきたいと思い、玉島を会場に選びました。

──過去六か所の開催地には、どのような属性の人が参加していましたか?

川崎──

社会教育やまちづくり、場づくりに興味のある中高生~60代のかたが参加されています。
年齢層も幅広く、男女半々くらいでさまざまな年代のかたがいらっしゃる印象です。

リピーターの参加者も多く、岡山県内はもちろんのこと、中部・関西・山陰地方からの参加者もいます。

過去開催時のようす(写真提供:ひとづくり・まちづくりフォーラム実行委員会)

午前中にまち歩きをして、午後に実践発表と交流会をする流れはどの会場でも同じですが、実際に実践発表される地域を自分の足で歩いて体感できるフォーラムなので、会場ごとに新たな発見を得られるはずです。

──「玉島会場ならでは」の企画はありますか?

川崎──

午前中に開催するまち歩きでしょうか。

午後の実践発表で紹介されるスポットはどれも徒歩圏内なので、午前中のまち歩きに参加すると、午後の実践発表がよりリアルに感じられるのではないかと思います。まち歩きにもぜひ参加していただきたいです。

羽黒神社から見下ろした玉島のまち並み

過去に開催してきた地域でも、まち歩きは大変好評でしたよ。

また、午後のフォーラム会場では、玉島の高校生が地元の銘菓である和菓子を販売します。
北前船の寄港地として栄えた港町である玉島には、京都からの茶の湯文化が伝わり、今もなお茶や和菓子を楽しむ文化が残っています。

そんな玉島の和菓子も、楽しんでください。

──実践発表では、どのような話が聞けますか?

川崎──

話題提供のトップバッターには、タマリバプロジェクトに話題を予定しています。

また、清心町商店街の商店街会長さんや商店街で身体表現のアートに挑戦しているかたの実践発表もありますよ。

齊藤(敬称略)──

私は、二つ目の話題提供で登壇させていただきます。

愛知県から結婚を機に玉島へ移住してきて、現在は清心町商店街でレンタルスペースを運営し商店街の会長も務めています。

この清心町商店街はレトロな見た目が印象的ですが、そこにある建物を生かしながら新しい取り組みをするお店が次々と誕生している、非常におもしろい商店街です。
参加者のみなさまに、この清心町商店街の魅力が伝わるようなお話をしたいと思っています。

──このフォーラムをとおして、参加者にどのようなことを感じてもらいたいですか

川崎──

開催場所が「旅をする」フォーラムは珍しいのではないでしょうか。

参加者が実際にその地域に足を運び、交流することでうまれる一期一会の出会いを楽しんでいただきたいです。

また、玉島のまちづくりの良さは何よりも「今あるものをどう使うか」に焦点を当てた活動が多いこと。

清心町商店街は、一見古いまち並みですが、古い建物を使った新しい取り組みがいくつも見られます。
今回の実践発表も、どれも玉島に昔からあるものを地域のさまざまな年齢層の人たちで有効活用していく取り組みばかり。

玉島のひとづくり・まちづくりから学びを持ち帰り、それぞれの地域でのひとづくり・まちづくりに生かしていただきたいと思います。

──読者へメッセージをお願いします

川崎──

本フォーラムも、七か所目の開催となりました。

今回も、玉島という地域の歴史や文化、そしてこの地域で活動されるかたがたの想いに触れられる見応え満載のプログラムとなっております。

玉島に足を運び、「旅するひとづくりまちづくりフォーラム」を体感しに来てください。

左:齊藤智美(さいとう さとみ)さん、右:川崎好美(かわさき よしみ)さん

おわりに

以前、知り合いに誘われて、清心町商店街内で開催される地域のイベントに足を運んだことがあります。

商店街というとなんとなく、昔からのコミュニティの結びつきが強く、同じ倉敷市内でもほかの地域で暮らしているとなんとなく入りにくいイメージがありました。

しかし、実際にそのコミュニティの人たちと話してみると、商店街の外に住んでいる人や、移住者、教育やアートに関わる人など、さまざまな立場の人が、玉島を盛り上げたいと集っていることを知り、驚きました。

今回も、まち歩きは設計士が、実践報告も大学の教授や移住者、アートに携わる人など、多様な視点をもった人たちが玉島の魅力について語るフォーラムとなっており、大変興味深いです。

「初めて参加するから不安」というかたは、水色のTシャツを着た実行委員のメンバーに声をかけてみてください。
こちらも教育などに携わる「ひとづくり」のプロばかりなので、安心です。

玉島を旅して、より良い地域へつながる一歩を踏み出してみませんか。

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