<背中の肉が>手持ちのセレモニースーツ、まだイケる?卒業式・入学式を控えたママたちの静かなる葛藤
そろそろ訪れる、卒業式・入学式シーズン。主役となるわが子のことばかり考えてすっかりお忘れかもしれませんが、ママも同じその式に参加しますよね?
前回着たときから増えた、体重と肉。試着はお早めに!
シーズンを前にママスタコミュニティで見つけたのは、手持ちのセレモニースーツを早めに着てみることをうながす投稿でした。
『サイズアウトしていない? 試しに着てきておかないと、ヤバいことになるよ』
日常的に着ているスーツならともかく、めったに着る機会がないセレモニースーツ。年齢の近いきょうだいがいれば毎年のように着ているかもしれませんが、そうでなければ要注意です。とくにひとりっ子の小学校卒業式・中学校入学式は、6年間スーツに袖を通していない可能性があります。
『うん、ビビっている。あと1ヶ月で卒業式。5キロは増えているんだよな』
食べすぎているわけでもないのに、なぜかどんどん増える体重。「今から卒業式まで、食事に気をつける」「今、ダイエット中」などという切実なコメントもありました。
『この前不幸があって久しぶりにブラックフォーマルを着たら、仕舞っていた間に縮んでいて驚愕した』
小さくなったのは太ったから……。だけではなく、洋服そのものが縮む場合もあるようです。「ブラックフォーマルって、すぐ縮むよね」という声もありました。ウールなど、素材によっては縮みやすいこともあるようです。
『サイズは変わってないんだけど、背中の肉がね』
哀しいことに体重には変化がないのに、 体型そのものが変化している場合もあります。「肉のつく位置が落ちてくるよね。若い頃の喪服を着たらデコルテ部分はブカブカ、お腹はすごく苦しかった」という方もいました。ネックとなるのはやはりお腹、そして背中。二の腕もキケンです!
『授乳中のママが胸だけ入らなくて、焦っていた』
一時的に体型に変化が出ているママもいます。今の体型に合うスーツを買っても授乳期が終われば使えなくなりそうなので、レンタルするのもよさそうです。今シーズンの卒業式を最後に「これでひと区切りだから、もう着る機会がなくなりそう」というママも、やはり「レンタルを検討している」とのこと。
サイズは合うけど、顔が合わない?自分を見つめ直すタイミング
以前のように着られなくなったスーツについて、自虐的に教えてくれたママたちも目立ちます。
『10年前のスーツジャケット。試しに着てみたらピチピチ過ぎて、ハンガーに吊るされている人みたいになった』
『今なら「フンッ!」としてジャケットを破く、アウトローの真似ができそう』
着てみて、びっくり。「去年はワンピースのチャックが上がらず、仕方なくずっとコートを着たままだった」「セットのスカートは入らなかったけど、ワンピースならなんとかイケた!」など、同世代のママたちには共感しきりのコメントが並びました。 さらにサイズにまつわる話と同じくらい、いえ、それ以上に今回目についたのが「顔に合わなくなった」というコメント。
『スーツは入るんだけど、デザインと顔がなんだか合わなくなった』
「わかる!」とたくさんの声が集まりました。以前はなんの違和感もなかったのに、顔だけ浮いて見えるのは……年齢のせい? 「自分を見直すって、難しいよね」と、しみじみつぶやくママもいました。セレモニースーツはめったに着ないものだけに、着るタイミングごとの「今の自分」が浮き彫りになりそうです。
『家族の前では恥ずかしくて着られないから、ひとりでいるときにこっそり着るわ』
この試着をきっかけに、家族内で妙なあだ名が生まれるのも避けたいところです。
定番だと思っていたけど、今見ると微妙……。実は流行もある
違和感が大きいのはサイズや年齢によるところだけでなく、デザインも関係ありそうです。
『サイズが変わらないから着ているんだろうけど、妙にダサく見える人っているよね』
セレモニースーツのほとんどは、いわゆる定番。しかし、定番にだって流行はあります。カジュアルな洋服に比べればそのサイクルは遅めなのでしょうが、それでも時代とともに微妙に変化はしています。肩の位置や袖の形などのディテールも、よーく見ると昔とは違います。肩パットが大きく入ったセレモニージャケットを着ている人は、今どき稀(まれ)ですよね。
『喪服は多少流行遅れでも許容範囲かなと思うけど、入学式や卒業式は気にしたほうがいいよね。といって流行に乗りすぎてても、別な意味で浮くけど(笑)』
普段は個性的な洋服を好んで着ているママも、こうしたシーンでは悪目立ちしたくないのでは? 今どきすぎず、かといって昔っぽくはない。絶妙なラインを攻めたいところです。
『学年にひとりはいるよね。「年の離れた上の子のときに着たスーツだけど、サイズが変わっていないから大丈夫だったよ」みたいなママ。白やピンクとかね』
「そういえば、昔はパステルカラーだったよね」というコメントもありました。たしかに以前はこのシーズン、淡い色合いのスーツを着たママたちを見かける機会が多かった気がします。しかし、今の主流はダークカラー。落ち着いたトーンのママたちのなかにいるパステルカラーはかなり目立ちそうです。とはいえそれが好みなら、堂々と着用を。その人の個性が伝わりますし、お子さんもママを見つけやすいはずです。
『お店に見に行ったら、でっかい盛り袖とかロングジレみたいなのが売ってた』
今どき感を前面に押し出したデザインは、「これっきり」と割り切ればいいかもしれません。普段のコーディネートにも使う前提で選ぶのもよさそうです。 何を買えばいいか迷ったときは、まずは多くのセレモニースーツを扱う店舗に行ってみましょう。たくさん並んでいる似たようなスーツ、それこそがあと数年着られる定番です。プロである店員さんに相談してみると話も早いでしょう。 また、手持ちのスーツで大丈夫か悩んだら、袖を通した姿を一度撮影してみるのはいかがですか。写真なら鏡の自分を見るよりも客観的にチェックできます。奇譚(きたん)のないアドバイスをくれる家族や親友がいれば、率直な感想をもらうのもおすすめ。ぜひ「今の自分」が一番ステキに見えるスーツ姿で、わが子との思い出を飾ってください。