<娘の生理と父親>生理痛は甘え?「なんとかならないの」生理のツラさを理解しない旦那【まんが】
これは最近の話です。私は40代前半。生理痛はずっとひどい方です。生理中には痛み止めが欠かせず、寝込んでしまう日もあります。とくに産後は症状が重くなってしまいました。くわえて排卵痛や月経前症候群もあり、1ヶ月のうち調子の良い日の方が少ないくらいです。今月もまた生理がきました。
旦那は私が生理痛や排卵痛で寝込むと、家事が疎かになるのが気に入らず、毎回こんなふうに非難してきます。
虫の居所が悪いのか、今日はヤケに突っかかってきます。毎回なので慣れましたが……、実は私にはある気がかりがあります。
娘はよく見ているなと思うと同時に、不安を覚えました。娘は生理がきたばかり。まだ量や期間も安定しないでしょう。もちろん腹痛などで体調が悪くなる日もでてくるはずです。身近な男性である父親が、生理に対して理解がないのは環境としてよくないはずです。
すると娘は旦那をにらみ……。
旦那:「なんでユリカに生理がきたこと言ってくれないんだよ!」 私:「ユリカが嫌がったのよ。あなたが私をなじる様子、毎月見てるから。生理のこと言いたくないのは当然でしょ」 旦那は何も言い返せません。娘の生理を機に、旦那の意識が少しは変わってくれないだろうかと期待しています。
生理痛は甘え?「うわああ」血を目の当たりにした旦那がトイレで叫ぶ
旦那は「あんなに血が出るんだ……そりゃ痛いな」と半分怯えるようにつぶやきました。私は少し呆気にとられました。今まで私がいくら生理のツラさを訴えても、「ハイハイ」と言って流していたのに、血を見るだけで少しツラさを理解したようだったからです。思い返してみると、私は生理痛について「ツラい」としか言っていませんでした。旦那にツラさの症状や度合いを訴えてもわからないだろうと思っていたからです。実際、血を見ただけで怯えるなんて、生理についてほとんど理解していなかったのでしょう。こんな反応をするとは予想外でした。それから少しして義実家に訪問したとき。
娘の話に義母の表情が変わります。
「生理は甘えだとか、泣き言を言うなとかさ」と、娘はこれみよがしに義母に報告。旦那はなんだか気まずそうです。私は思わず心の中で「もっと言ってくれ〜」と応援です。嫁から聞くのと、血の繋がった孫娘から聞くのとでは、義母の印象も違うはず。ちゃんと私の状況も報告してくれる娘の成長を頼もしく感じました。
義母激怒!生理痛は甘え?ツラさを理解できなくても寄り添えるハズ!
すると義母は旦那の方をキッと見て……。
義母に一喝される旦那をみて、私は胸がすく思いでした。娘に非難され、経血を目の当たりにし、実母に叱られた旦那。以降、生理痛や排卵痛で私は娘が寝込んでいても暴言は吐かなくなりました。
私は「生理や排卵のツラさなんて男にはわかるまい」と思っていました。男性は実際に体験できないのだから、心底理解するのは難しいのは事実。ただ生理に限らず、相手のツラさを想像して、共感したり寄り添ったりはできるはずです。いくつになっても人は変われるし、成長できるのだと旦那を見て思いました。結婚20年、やっと旦那に生理のツラさを理解してもらえた気がします。