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2024年度葉山町予算案  一般会計過去最大128億円 教育環境の改革に注力 〈逗子市・葉山町〉

タウンニュース

予算を発表した山梨町長

葉山町は2月6日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比10・0%(11億6千万円)増の128億800万円で過去最高となった。今年を教育環境の改革の年と位置付け、教育費に12億8千万円をあてた。

歳入の約45%を占める町税の内訳は、コロナ禍後の景気回復や賃上げの影響もあり、町民税が前年度比1・7%増、近年の地価上昇から固定資産税も4・5%増など、全体で3・1%増の57億8269万円となった。

歳出を見ると、クリーンセンター再整備事業(11億240万円)や、クリーンセンターで使用する塵芥収集車や油圧ショベルなどの車両購入などから、衛生費が50・8%(8億1621万円)増の24億2315万円と大きく膨らんだ。

6日に行われた定例記者会見で山梨崇仁町長は「子供を取り巻く環境は非常に多様で、従来の教育の在り方だけでは対応できない。ハード面の整備やカリキュラムの内容、部活動の時間についてもしっかりサポートしていく」とし、今年を教育環境の改革の年と位置付けた。

学習環境充実のために、新たにAIドリル(小3〜6、中1〜3)、体育授業用映像分析ツール(小5・6)、探究的な学び支援ツール(中1)、特別支援教育ソフト(小1〜6、中1〜3)を導入する予算として740万円をあてる。

100周年関連予算9100万円

25年1月に迎える町制100周年に向けた取り組みには9100万円の予算を計上。

10月26日(土)に行う式典、記念品と記念誌の作成に1986万円。他には、子ども達のための音楽会・里山管理体験用消耗品(竹トング作りなど)・塵芥収集車ロゴ、キャッチフレーズの掲示・南郷上ノ山公園インクルーシブ広場整備工事・ビッグハヤママーケット配布用記念品の作成・記念HAYAMANOTE(写真集)作成・記念ナンバープレート作成に取り組む。

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