もう力任せにしない!トースターの網に“黒くこびりついた頑固なコゲ”がウソのように落ちる掃除アイテム
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)のんです。トーストを焼こうとトースターを開けた瞬間、黒くこびりついたコゲが目に飛び込んできて「うわっ……」となったことはありませんか? あのコゲは、放っておくとどんどん厚みを増していくし、パンくずと混ざってまるで“炭の層”のようになります。今日はそんなトースターの網についた頑固なコゲを、「重曹」と「ボンスター」でスッキリ落とす方法を紹介します!
コゲついた残念な網
今回のターゲットは、購入してから掃除をした覚えがない残念なトースターの網です。パンくずやチーズの残骸、もはや何のコゲだかわからないものまでビッシリ。そして全体的に焦げて黒く変色しています。
【用意するもの】
・重曹(粉タイプ)
・ボンスター
・お湯(50℃前後)
・ゴム手袋
・古歯ブラシ(細かい部分用)
ボンスターって何?
ボンスターとは、髪の毛よりも細い、約0.025mmの特殊な鋼でできている掃除用のスチールウールです。
この道具は、こびりついたコゲなどの汚れを落としたり、金属を磨いたりするのに重宝します。
重曹水につけ置き
コゲを取りやすくするため、まずは重曹パワーを使います。40〜50℃のお湯に重曹を溶かし、そこに網をドボンと沈めます。重曹ペーストをまんべんなく塗りたくった後、ラップで密封してもOKです。
重曹はアルカリ性なので、コゲや油汚れをゆるませてくれます。この段階で力任せにこすらず、「コゲをゆるめる時間」を作りましょう。
重曹が浸透中
つけ置き中に試しにヘラで軽くなでると、ポロポロとコゲが落ちていきました。重曹がしっかり効いているようです。我が家の網はコゲつき具合がひどかったので、2時間ほどつけ置きしました。
ボンスターで優しくこする
コゲがふやけたら、いよいよボンスターの出番! 円を描くようにクルクルと網をこすっていくと、コゲがスルスル落ちていきます。この快感がたまりません。力を入れすぎず、軽い力でこするのがコツです。
するっと取れる感触がたまりません
軽くこすっただけで写真の左側のように、元の金属が見えてきました。重曹でゆるめ、ボンスターでこする。まさしく最強コンボです!
仕上げ洗い&乾燥
コゲが取れたら、中性洗剤で念入りに洗いましょう。こすっている間にボンスターの切れ端が付いている可能性があります。最後にしっかりと水分を拭き取り、完全に乾かせば完了。乾燥が不十分だとサビの原因になるので、注意しましょう。
力任せはもう卒業
今回の掃除方法で、全体的についていたコゲの8割ほどは取り除くことができました。網目が交差する部分に若干コゲが残っていますが、個人的にはここまで落とせれば合格点です。特別な洗剤を使わなくても、重曹とボンスターでここまできれいになります。今日もピカピカのトースターで、おいしいトーストをどうぞ! ではまた。
のん/ハウスキーピング協会認定 クリンネスト1級取得。重曹、クエン酸、セスキ、ウタマロなどの掃除術が得意