シネマ歌舞伎『怪談 牡丹燈籠』 12年ぶり16人抜きで真打に昇進した、三遊亭わん丈によるトーク付き上映会が開催
歌舞伎の舞台を多彩なカメラワークで撮影し、高画質映像と5.1CHサラウンドの音響で楽しむシネマ歌舞伎。2024年12月6日(金)~12日(木)(※東劇のみ26日(木)まで3週間上映)には歌舞伎界のゴールデンコンビ・片岡仁左衛門、坂東玉三郎出演の『怪談 牡丹燈籠』が全国33館で上映される。
幕末から明治にかけ活躍し、落語中興の祖と呼ばれる三遊亭円朝による傑作『怪談 牡丹燈籠』は、明治25年に三世河竹新七の脚色により歌舞伎座で上演され、空前の大当たりとなりました。以来、人気演目として上演を重ねている。本作は、平成19年10月歌舞伎座にて上演された舞台を撮影。大西信行による台本を使用し、原作者である円朝が舞台にも登場して高座で『牡丹燈籠』を「噺す」という趣向をとっているところも見どころだ。
シネマ歌舞伎『怪談牡丹燈籠』予告編
そしてこの度、2024年12月7日(土)に三遊亭わん丈のトーク付き上映会を開催されることが決定した。
年間1500席の高座に上がり、古典落語、自作落語の両方で多くの受賞歴を誇る人気若手落語家の三遊亭わん丈は、今年春、落語協会12年ぶり16人抜きで真打昇進。一門の師匠筋にあたる円朝の「牡丹燈籠」に意欲的に取り組み、全編通しにも挑戦し好評を博している。
本イベントでは、シネマ歌舞伎『怪談 牡丹燈籠』上映前に、本作の落語との違いや、共通する魅力などをわん丈ならではの視点で語ってもらう。
三遊亭わん丈 芸歴
2011年4月 三遊亭 円丈に入門(没後 天どん門下)
2012年4月 前座となる 前座名「わん丈」
2016年5月 二ッ目昇進
2024年3月 真打昇進