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<サッカーU-18プリンスリーグ東海>浜松開誠館がMF岡田瑛太の一撃で白星スタート。富士市立に1−0で競り勝つ

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<サッカー高円宮杯U-18プリンスリーグ東海第1節 浜松開誠館 1−0 富士市立 4/5・浜松開誠館G>

県高校新人戦で3回戦止まりだった浜松開誠館が富士市立を下して白星発進した。中学時代に全国制覇を経験している世代が高校ラストイヤーを迎え、「今年こそ全国で結果を」と意気盛んだ。

この日のヒーローはMF岡田瑛太(浜松開誠館中出身)。トップ下に入った背番号15が試合を決める一撃を放ったのは後半8分だった。

ゴール正面左寄りでパスを受けるとドリブルで突っ掛けて前進。相手守備陣の寄せが甘いと見るや、エリアの外から迷わず右足を振り抜いた。イメージは「強めのコンカ」。ボールは緩やかな弧を描きつつ、鋭くゴール右隅を射抜いた。

「自分の課題はゴール前で弱気になるところ。でも今日は右足を振れた。得意な形です」。ネットに突き刺さったのを見届けると、両手を広げて気持ちよさそうに空を見上げ、仲間の手荒い祝福を受けた。

普段は辛口の青嶋文明監督も「ソロであんなシュートを決めるとはちょっと予想外(笑)素晴らしかった。これを自信につなげてほしい」と目を細める一発だった。

浜松開誠館は1月の県高校新人戦で優勝候補の一角に挙がりながら、3回戦で磐田東との西部勢対決に1−2で敗れた。以降、選手たちはトランジション(攻守の切り替え)とインテンシティー(強度)を突きつめようとトレーニングを積んできたという。

青嶋監督は伝統の「闘う、走る、粘る」をベースに、人とボールが動き続ける「攻守一体」のスタイルを極めていく考えだ。「皆さんが想像される『浜松開誠館ってこんな感じだよね』っていうサッカーにさらに針を振っていきたい。そこのところで抜きん出たいなと思っています」

相馬勇紀のドリブルを参考に

岡田に求められているのはビルドアップに加わりつつ、最終ラインの背後へのランニングもこなすこと。身長は169センチ。前線をかき回して攻撃を活性化させるのが仕事だ。

愛知県豊橋市出身で、小学時代はリベラール豊橋FCでプレーしていた。名古屋グランパスのスクールに通っていた時期もあり、当時トップチームで活躍していた相馬勇紀(現町田ゼルビア)の細かいタッチのドリブルを参考にしてきたという。

小学6年時、全国高校サッカー選手権静岡県予選を観戦。浜松開誠館が敗れた試合だったが、「闘う姿勢がかっこよくて、ここだなと思った」と中学からの進学を決意した。中学3年時には夏の全国中学校体育大会(全中)で、10番川合亜門らとともにチームを初の単独優勝に導いた。

高校でトップチームに上がったのは今季の新チーム発足時。勝負の年を迎え、期待が集まる点取り屋は「まずはもっともっとプリンスリーグで点を取って、チームをプレミアに導きたい。あとは全国総体ベスト8と全国選手権の国立。最低限、そこを目指していきます」と力強く話した。(シズサカ編集部・南部明宏)

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