老舗和菓子店が作る「生キャラメルの羊羹」を食べてみたら…新潟を恨むことになった
「チョコ羊羹」は聞いたことがある。しかし「生キャラメルの羊羹」とは。
その羊羹を見つけたのは、我が地元・新潟県にある老舗和菓子店「百花園」のオンラインショップ。
現在進行形で新潟県に住んでいるにも関わらず、お恥ずかしながら全く存在を知らなかったのだが……なんとこちらの羊羹、テレビ番組の「マツコの知らない世界」でも紹介されたことがあるようだ。
めちゃくちゃ注目されてるじゃん！ そんな話を聞くと、いったいどんな味なのか気になってくる。そこで実際に食べてみたところ……新潟を恨むことになった。
・濃厚
今回購入したのは、「生キャラメルの羊羹 4個入り」。価格は税込1480円だった。
箱は綺麗にラッピングされた状態でやってきた。さすが1個370円の羊羹、格が違う……！
包装紙には賞味期限も記載されていたぞ。2024年3月18日に届いた品物が2024年4月5日までおいしく食べられるそう。
うん、2週間とちょっとは大丈夫ってことだな。しっかり確認してから包装紙を取り除き、箱の蓋を取ってみると……
生キャラメルの羊羹、登場!!
原材料名と栄養成分表示はこんな感じ。
材料の一番最初に書かれている「白手亡」が何なのか分からなかったので調べてみたところ、どうやら「手亡（てぼう）」と呼ばれる白い いんげん豆のことらしい。
この「手亡」、実は白あんの材料なんだそうだ。白あんが白い色をしているのはそういうことだったのか。ひとつ賢くなったところで、袋から羊羹を取り出してみると……
ツヤツヤの羊羹が姿を現した！
本当にキャラメル色だ！ サイズは手のひらくらいの大きさだろうか。
撮影用にお皿に盛り付けてみたけれど、カップがついているのでこのまま食べることもできるぞ。さっそく切り分けて食べてみると……
あま……！
生キャラメルと白あん、両方のまろやかな甘みが天才的なかみ合い方をしている。同時に香ばしい風味が鼻の中を抜けていき、食べても食べても飽きがこない。
あれ、私が今口の中に入れたのってほんのひと欠片だったよね？ サイズと味の濃厚さが比例してない気がするんですが……？
ちなみに上に乗っているのは乾燥イチジク！ つぶつぶとした食感とキャラメルや白あんとはまた違った甘みがいいアクセントになっていたぞ。
・おのれ新潟
新潟のお菓子と言うと、米菓や笹団子が有名だ。だから筆者も県外の方にお土産を渡す時はそういうものを選びがちだったけど……まさかこんなダークホースがいたとは。
これは是非とも周りの人にも食べてほしい！ 近くに売っている場所はないかな、と百花園さんのホームページを確認してみたところ……
どうやら直接販売をしているのは新潟市にある本店とイオンスタイル新潟南店のみらしい。
あっ……新潟市、筆者が住んでいる場所からはそこそこ遠いんだよな……!!
オンラインショップではカートの中の商品が合計10000円以上にならないと送料がかかってしまうため、人と会う予定に合わせて都度購入するのはちょっと厳しそう。
県内全域で直接買えるようになったら嬉しいけど、生菓子だしやっぱり難しいのかな……！
まさかここで新潟県の広さを恨むことになるとは思わなかった。どこでもドア、早く開発されてくれないかな……
ということで、皆さんも新潟市を訪れる機会があったら是非こちらの羊羹を探してみてはいかがだろうか。
一見意外な組み合わせに思えるかもしれないけれど、一度食べたらその味を忘れられなくなってしまうこと間違いなしだぞ。
参考リンク：お菓子の百花園
執筆：うどん粉
Photo：RocketNews24.
